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通る購買申請が書けるようになるチェックリスト

こんにちは、jojo太郎です。とある中小企業で営業・マーケターやってましたが、ここ最近は経理・財務の仕事をやってます。ルールや制度が未整備な中小企業で、手探りながら必要な整備や改善をする日々です。仕事での実体験から、自分と同じように中小企業で経理・財務をやっている人にきっと役立つのでは?と思われることを書いていきます。

10年前に書いた購買申請チェックリスト

以前は営業やマーケティングの部署で、部下の人たちが書いた稟議書をチェックし、承認してました。
その時、いちいち稟議書のチェックをしたときに「必要な情報が足りない」と差し戻すことが多かったので、チェックリストを作りました。
要は、「購買申請を通すために、何を書かなければいけないのか」です。
(※下記は工事にまつわる購買申請ですが、だいたいどの購買行為でも同じでは?と思います)

このチェックリストを使うと、
・承認する側の立場に立って、読む側の感情に寄り添って書ける
・読む側が気になることについて、ヌケ漏れなく書ける
というものです。

これを部下の人に渡すようになってからは、差し戻すケースは劇的に減りました。以下、当時書いたそのものをここに置いておきます。よければご活用ください。

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1.稟議書を書く前の準備
 承認する人の、感情を想像する
 (1)社長:損したくない
 (2)管理職:責任を負いたくない

2.稟議書に書いていく内容
 承認する人が疑問に思うことを、疑問に思う順番に書いていく。
 (1)これは会社、お客様にとって本当に必要か?
     ①どんな課題があるのか
     ②課題を放置したら、どんな損があるのか
     (お金、お客さんの印象、社会的信用)
     ③課題を解決したら、どんな得があるのか
     (お金、お客さんの印象、社会的信用)

 (2)この工事が必要だとして、この品・工法が本当にベストなのか?
     ①他社との比較
     ②前例との比較

 (3)この品・工法がベストだとして、この価格は妥当なのか?
     ①他社との比較
     ②前例との比較

 (4)その他判子を押す人が、気になることを書く
  (初めてのことは怖い。失敗したくない不安を解消してあげる)
     ①自社での取引実績があるのか?
     ②法的リスクは?(反社チェック)
     ③会社の規模、信用は?(与信調査)
     ④支払いタームは?
     ⑤イニシャル / ランニングの経費は?
     ⑥納品後(導入後)の補償は?
     ⑦メンテ体制は?
     ⑧他社での導入実績は? 
     
3.決めの一言
  社長がすぐ承認する悪魔の言葉
 「他社は既に導入していて、みなさん得しているのに、
  我が社は導入が遅れていて、得られたはずのお金を失ってますよ」

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