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宮古へ修行にいっきまーす!

不安と期待で押しつぶされそうになりながら初めての飛行機を乗り継ぎ、宮古島に到着。
飛行機は離陸前後、絶叫系アトラクションのようでとても怖かった。それなのに飛んでいる時には激しい眠気が襲ってくる。忙しい。

畑ばかりである


宮古島はちょうど梅雨の時期。ありえないくらい雨が降っているところをオリエンテーションのある寮まで15分歩いた。お気に入りである力士柄の傘は強風でボロボロ。この傘は予約して何日も待って3000円もしたんだぞ?弁償してくれ宮古島!!!

折れた傘


ここに来てもう帰りたくなる。
目的地には到着したが、寮の入口が見つからずパニックになり雨の中立ち往生する。突風と大雨で服も靴もキャリーバックの中もずぶ濡れ。
そんな中
「こんにちは」
ある男の子が声をかけてくれた。よく焼けた肌でスポーツが好きそうな少年だ。名前はまさやらしい。
話を聞くと彼もリゾバで今日のオリエンテーションに来たそうだ。
とりあえず屋根のあるところに避難した。
「何してたんですか?」と聞かれる。確かに雨の中で15分くらい突っ立ってたら意味が分からないだろう。私にも分からない。
とりあえず同期で一人は友達が出来た。
オリエンテーションは15分ほどで終わり、鍵を貰い部屋に入った。
なんと一人部屋である。
調理器具、ドライヤーなどは一切ない。
「ええかげんやなあ」と思った。沖縄だからなのか、派遣を雇う会社だからなのか、超適当である。

しょうがないので供用のファンで髪を乾かす


床もきったねえ。沖縄はわざと100%の力で仕事をやらないと聞く。沖縄スタイルだからだろうか?
職場の顔合わせを済ませると何もすることがないのですぐ寝て、朝3時に起きた。
2日目、飢え
食べるものが何も無い。コンビニは徒歩1時間30分ほどの距離がある。やることも何も無い。というかお腹が空きすぎて何も出来ない。
派遣会社の人は近くにドンキがあると言っていたが片道徒歩2時間だ。ねえじゃねえか。
空腹すぎて気が狂いそうな時花が咲いてるのを見つける。食べられるかもしれない。死ぬかもしれないのでやめとくが、もはや空腹で死ぬか野草で死ぬかの2択である。
ショッピングカーで買い物をして何とか食料を手に入れる。
まさやとお店を回ったのだが、余裕をぶっこきすぎてしっかり洗濯洗剤を買い忘れた。まさやが「1円を笑うものは1円で泣く」と言って1円高いドンキで買わずショッピンクカーが来るギリギリに薬局で買おうとしたからだ。まさやのせいである。

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