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サラリーマンを辞めた理由

一言で言えば起業するための退職なのですが、
他方で自身がADHDという理由も根底にあると思っています。

さらに誤解を恐れずに言えば、サラリーマンが務まらないので、起業せざるを得なかったと言えるかもしれません。

最近、初めて訪れた病院で診断を受けて、
ある意味「そりゃあそうだな」と妙に納得しましたので備忘録としてまとめます。


満員電車に乗れなかった

特に自分の症状は、強い衝動性があり、じっとしていると苦しくなります。
必然的に満員電車は心身ともにキツかったです。
東京では必然的に電車に乗れない=通勤できないに直結します。

こんな通勤生活を定年まで続けられない!と新卒就職後すぐに「どうすれば満員電車に乗らなくて済むか?」
を考え自答苦悶することになります。


干されている上司を目の当たりにした

大学新卒時の会社で上長が40代後半の若さで干されてました。
また外資系転職後は、多くの上司(社長含む)が干された瞬間にクビという事態を間近で体験します。

30代から見ても40代はまだまだ未来の話とは思えず、いずれ明日は我が身。
どうせ朽ち果てるなら一歩でも前のめりで倒れよう、と決意した後の行動は早かったです。


黙って席に座っていられなかった

これは会社に行くのが嫌というよりも、自席についてひたすら座っていることが症状的に苦手なためです。

特に転職後に勤めた大手広告会社がきつかったです。
某大企業1社に営業担当が8人がつきっきりでコンサルするのですが、とにかくデスクワーク、ペーパーワークが多く、それも内容が伴っていれば良いのですが、合理的ではない会社ルールやシステム入力作業が無意味に思えて、入社後すぐに辞表を書いたことは忘れられません。

結果ルーティンワークよりも、
結果さえ出せば何をしていても指摘されない会社の方が自分にはむいていました。


時間を自由にしたかった

30代の繁忙時は、月に180時間の残業をしていました。
深夜まで残業して、始発前にタクシーで帰宅しそのままタクシーを待たせてシャワー着替え後に、そのままタクシーで出社する。そんな日々でした。

そして、そんな自分の有限時間を投資して得た仕事の結果は、大した貢献をなさなかったことも多かったです。

誰のために、何の為に生きるのか?
当時は30代ではありましたが、人生の残り時間を意識して動き始めたきっかけです。


会社をクビになった

正確には懲戒解雇ではなく、退職勧告を役員から突きつけられて依願退職しました。
まぁ、当時はADHDが災いして社内でヤンチャをやっていたのも確かですが、今思えば20代後半の若さと無知も重なって、上役から疎ましいと思われていた自分が排除された形です。

その会社は一般的に、就職すれば一生安泰と言われる企業でした。
当時思ったのは、違法性があることをやったわけではなく、こんな不条理な理由(自分的には)でクビに追い込まれるのか〜とショックを受けます。(今思えば、法的にも辞める理由はなかったと思います)

サラリーマンであることのリスクを強く感じた30代前半でした。

信頼できる仲間に、創業時期に出会った

直近の創業時、なんとなくのプロダクトイメージはありましたが、優れた研究結果の下支えや、世界を変えたい程のサービスなど高尚の目標も持ち合わせていなかった点が不安材料でした。

そんな折に、
「売るものなんて後から考えればいいんじゃね?」
という創業メンバーの一言が後押ししてくれました。

また当時の勤め先(メーカーのマーケ部)仲間で、その仕事ぶりと優秀さを十分に把握していた仲間が創業メンバーに加わったことが、サラリーマンを辞めて起業に舵を切れた最も大きな理由です。


商売が好きだった(自分で意思決定をしたかった)

「母の商売を幼少から見ていたこと」、「18歳の小さな起業成功体験」その二つが根底にありました。

19歳大学進学で上京する際には既に「いつかは商売するぞ!」と心に誓って深夜バスに乗った記憶があります。

他人の手に自分の人生(時間や経済性)を委ねて生きるより、失敗しても自分で意思決定した結果朽ち果てるらな、それも致し方なしという姿勢で、最後のサラリーマン生活にピリオドを打ちました。


とはいえ自分の場合、いきなりサラリーマンを辞めて起業一本で生計を立てていたわけではありません。

サラリーマンを続けながら個人で受注したり、前職から外注で業務委託受けながら、新規事業や法人設立を行なっていたのが実態です。

サラリーマン生活で8社ほどジョブホッパーやりましたが、後半4社は、その後の起業を意識して会社を選んでいました。

周囲からは楽観的な体育会系ジャンルと見られがちですが、思いの外ビビりで慎重な性格なのかもしれません。


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