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ケファロニア島~その1~

みなさま、こんばんは。

暑い!暑いですねーー!!
夏真っ盛り!
わたしは冬派なので、この暑さにやられています・・・。

さて、本日はケファロニア島について。
ケファロニア島はギリシャ 西部 イオニア海に浮かぶ島です。

ケファロニア島の有名なミルトス・ビーチは、ジブリの「紅の豚」の舞台となった島の1つと言われています。

今回初めてケファロニア島に行きましたが、今まで見てきたギリシャのビーチの中でも抜群に美しい海でした。
写真でもきれいですが、生で見るときれいすぎてもはや声が出ない・・・!

イオニア諸島は歴史的に他のギリシャの土地とは違う点が1つ。
それは、オスマン帝国による支配期間が短いことです。
代わりに、ヴェネチアによって長い間支配されてきました。
そのため、ワインの文化も少し異なります。
というのも、オスマン帝国は今のトルコ。そのためイスラム教を信仰しています。
オスマン帝国によって支配されていた土地では、ワインは教会の礼拝用しか生産が許可されておらず、ブドウ畑を所有するにあたっては重い税が課せられていました。

一方、イオニア諸島ではそのような制限はなく、権力者として島に住み移ったヴェネチアの貴族たちの華麗な趣味としてワイン生産が行われてきました。
その証拠に、現在ケファロニア島に位置する多くのワイナリーのロゴマークはその貴族の紋章が多くを占めます。

ケファロニア島の中心地は、アテネやサントリーニ島とはまた異なる町並みが。

背の高い木々が並び、どこかイタリアを感じさせる雰囲気。

ヴェネチア様式の建物が所々に見られます。

みなさま、ギリシャは地震が発生する国と知っていましたか?
ケファロニア島でも何度か大きな地震に見舞われており、そのため、残念ながら多くの歴史的建造物が崩壊してしまいました。
お料理も本土やキクラデス諸島とは少し違く、スイートバジルを多く使用します。

この緑のソースもスイートバジルを使用しています。

南部では多くオレガノを使用しますが、ケファロニア島ではあまりオレガノを使用したお料理はありませんでした。
ギリシャと言っても、それぞれの地域で食材や味付けが変わってくるのはとてもおもしろいです。

今回は、ここまで。
次回はワイン生産地としてのケファロニア島をご紹介します。

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