許す決断
「許す」と決めた自分の心と
勝手に「許すな」と…
叫んでる
もうひとつの心
親に傷つけられた心を許せない自分と
傷つけられた心が許そうとする自分がいる
憎むべき人（父親）はもういない。
憎しみを向ける先がないまま
ずっと恨むのか？
そんな自分が醜く思えた。
いまだ許せない自分を許そうと思った。
醜い自分を受け入れる事によって
いつの日か
過ぎた過去の出来事として
父親の事も許せるだろうと思っていた。
どれだけ殴られただろう
どれだけ引きずり回されただろう
同時に…
我が子を思うが故の涙を
何度か目にしている。
段々と許そうとしている自分に
「許すな」と叫ぶ心の声がする。
これは私の中での
大きな葛藤なのかもしれない。
これでもか、
これでもかと復讐して苦しめた。
父親の最後は惨めすぎた。
罰があたったんだよと心の中で叫んだ。
もう許してあげても良いのかも知れない。
消せはしないけど
誰しも欠点は有るのだから。
虐待に走る前の優しい父親との思い出
大人になってから私に見せた涙
良かった思い出も有るのだから
塗り替えて行けたらと思う。
少し時間は掛かるかもしれないけど
いっか、
「こんな一面もあったけどね！」と
軽く言える様になれたならと思ってる。
綺麗事なのかもしれない。
けど…自分を苦しめる事は１つでも
減らして行きたいから。
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