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『掌の読書会 桜庭一樹と読む倉橋由美子』

 思春期にドハマりした桜庭一樹×高校生の頃に読んで気に入っていた倉橋由美子!
 これはハズレないだろう、と思って図書館にいそいそと予約を出しました。
 届いた本を見ると、まず、装丁がすごく良い。桜庭一樹カラーと倉橋由美子カラーで彩られていました。素敵。
 中身を読んでみると、「パルタイ」から始まって、ちょっとフェミニズムっぽい小説、SF、幻想文学と、幅広く収録されていました。
 私のオススメは、多重人格の少女を描いた「亜依子たち」と、桂子さんシリーズかつ幻想文学的側面の強い「漂流記」です。特に後者はうっとりしながら読みました。
 今の人は倉橋由美子を知らない人も多いかもしれないけど、是非とも読んでみてほしい一冊です。

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