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森部豊『唐ーー東ユーラシアの大帝国』

 書きたい小説の架空の国のモデルを唐の時代の中国にしたくて読んだ本。
 東ユーラシアという、ウイグルやチベット、遊牧民族にも目を向けた視点で、唐の歴史や内政、統治機構を俯瞰した本。
 武則天については、また研究が進んだら変わるかもなあと感じた。
 思っていた以上に唐の末期がぐだぐだだったことに驚き。南北朝時代と五代十国時代の間だし、版図が広かったから仕方ないのかもしれないけれど。
 科挙についてと民衆史的な部分をもっと知りたいなあと思った。
 五代十国時代についてもざっと触れられていて、そこは初めて知ったことだらけだった。授業では概要しかやらないからなあ。

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