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仕事で大切にしている『抜く力』

■酔っ払いの「仕事の流儀」


社会人2年目の時に言われた言葉。
忘れもしない、2014年の春、ビッグサイトから駅までの帰り道。
(多分本人は覚えていない。なぜならば、食品の展示会視察に行って日本酒飲んで酔っ払ってた時の発言だから。)

突然力説された、言葉が「抜く力」
その当時、新卒2年目の部署異動直後。上司は別の事業部から移動してきて役職者ではあるが、得体の知れない人だった。
私は後輩のOJTを担当し(自分も初めての業務なのに笑)、初のtoBの仕事に関わることにワクワクし。その上司にも成果を出して認められたい!と、きっと息巻いていたのでしょう。

そんな時に聞いた言葉が10年以上、自分の仕事で大事にしていくことになるとは思いもしませんでした。

■抜く力とは


上司が言うには、仕事に重要なのは「手を抜く」「やり抜く」ことだという。

■「手を抜く」


たまには外出の仕事と称してサボってパチンコ行ったって、カフェでサボったって良いじゃないか、とのこと。
その手抜きがあることで、仕事に余裕ができて、頭も働くし、効率が上がり成果が出る。
(本当に一緒に外出すると、商談終わったらすぐカフェで一服と言って1時間くらい滞在していた)

当時の私は、この人酔っ払った勢いで新卒2年目の自分に何言ってんだろう?ヤバい人だな、くらいに思っていました。

ただ、上司からこの言葉をかけられたことで、どこか心に余裕を持つことができ、力の入れどころにメリハリをつけること(手を抜く)ことで効率的に仕事ができることに気づくことができました。

■「やり抜く」


これは文字通り、最後までやり切る、万事徹底してやり切ること。
人から信頼されるためには、これが大事と力説されました。
(言うのは簡単だけど難しいんだよねー、と言っていたことも印象的でした。ただ酔っていただけかもしれませんが。)

この発言の後に知ったのは、上司は仕事がめちゃくちゃできる人で、
代表からの信頼も厚く、会社のあらゆる部署を立て直して回っていた人でした。

「やり抜く」は今でも新しいことに取り組み始めるときに、ゴールを思い描いて粘り強く取り組む姿勢を保つための合言葉になっています。

■その後


その1年後には、当時の上司は会社の中での重要な仕事を終え、会社を去ったのですが、かなり濃密な時間(正直、しんどかった)を過ごさせていただきました。

サラリーマン経験を通して、この「抜く力」は度々思い出され、今でも大事な仕事の取り組む姿勢になっています。

特に「手を抜く」は早い段階から効果を実感でき、仕事をそれまで以上に楽しく、面白く捉えることができています。
(サボってはいませんよ!たまに10分くらいボーッとする時間を意図的に作っているくらいです)

■あとがき


自分が大事にしている言葉を改めて思い起こしてアウトプットすると、当時の感情などを客観的に見つめ直せて、自分を構成している要素を実感することができて楽しく感じています。
結論、アウトプット超大事、ということに気付かされる言語化強化月間です。

余談:AI編集機能を試してみましたが、結果自分の言葉で書き出すことにしました。AI編集機能は大変便利で、正しい表現になりますが、自分の伝えたい温度感やゆるさの表現が難しいと感じました。
AI編集機能とうまくお付き合いできるように、善処します。

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