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英語スコアが足りなくても学位/交換留学に行く方法

こんにちはPink Shibaです!

今回の投稿では、英語スコアが足りなくても実は英国の大学や大学に学位/交換留学できるんですよ!
ということを紹介したいと思います。

プレセッションコース(Pre-sessional English Course)のことですので「もう知ってるよ」という人は読まなくても大丈夫だと思います!^^

英語スコアは伸びにくい

英語のスコアを期限までに延ばすのは、難しいですよね。僕もライティングを伸ばすのにとても苦労しました。

しかも、IELTSやTOEFLは高額な上、地方に住んでいたら受験機会も限られています。それでも、「中々点数が伸びないけど留学には行きたい!」というとき、実は点数がギリギリ足りないくらいなら申請時に要求されるスコアを満たしていなくても大丈夫な場合があるということを紹介します。

「いや、あきらめずに点数を伸ばしたい!」
という人は、僕がIELTSをどのように勉強したかの記事もあるのでぜひ読んでみてください^^

英語スコアが足りなくても留学できる場合

どのような場合に、要求スコアを満たしていなくても留学が可能なのか?

ずばり、それはスコアをギリギリ満たしていないとき、かつ大学側がそのような学生に代替要件を課しているときです。

と言っても、どれくらいがギリギリならいいのか。それは大学やコースによって異なりますが、いくつか例を見てみましょう。

LSEの例(学位留学)

例えば、僕の進学予定のLSE MSc Sociologyは英語スコアの要件として以下の水準を求めています。

IELTS
Overall 7.0
Reading 7.0
Listening 6.5
Writing 6.5
Speaking 6.5

または、
TOEFL iBT
Overall 100
Reading 25
Listening 22
Writing 24
Speaking 22

Source:

これを満たさないまま応募しても、合格の可能性はあります。

その際、英語スコアは考慮されずに合否判定をもらうことになります。しかし、もしこのように合格しても、それは条件付き合格 (Conditoinal Offer)という形になります。その際の条件は、

●特定の日付までに、英語要件を満たしたことを証明できる。
or
●LSEの提供するプレセッションという英語コースを履修し、パスする。

このプレセッションこそが、英語スコアを満たさなくても留学できる方法です!

ただし、先ほどから言っているように、ギリギリでスコアを満たせない人が留学する方法なので、このプレセッションの受講にも英語の条件があります。

例えば、MSc Sociologyの
IELTS
Overall 7.0
Reading 7.0
Listening 6.5
Writing 6.5
Speaking 6.5

をギリギリで満たせてないとみなされるのは、以下のときです。

IELTS
Overall 6.5
Reading 6.5
Listening 6.0
Writing 6.0
Speaking 6.0

または、
IELTS
Overall 6.0
Reading 6.0
Listening 5.5
Writing 5.5
Speaking 5.5

Source:
Standard 5-week intensive course in English

Extended 10-week intensive course in English

これ以上のスコアを持っていて、かつプレセッションをパスすれば条件付き合格の条件を満たせることになります。

どうして、2つ基準があるのか。
これは、一つ目のより高い基準は、5週間のプレセッションコース、二つ目の基準は10週間のプレセッションコースだからです。既得スコアが本来のスコア要件により近いほど、プレセッションコースもより短いものをパスすればいいと言う訳です。

そして、やはり短いプレセッションコースの方が学費も安く、

5週間 3735ポンド(約60万円)
10週間 6255ポンド(約100万円)  *2022年7月6日のレートで計算

となっています。

めちゃ高いですね^^;

SOASの例(交換留学)

もう一つ、違う大学の例も見てみましょう。

LSEの場合は、大学院の学位留学の際しかプレセッションコースは使えないみたいですが、これが交換留学でも使える大学もあります。
例えば、ロンドン大学の一つであるSOASです。

SOASへの交換留学プログラムでは、基本的に

IELTSのOverall 6.5かつ、各セクション最低 6.5、
またはTOEFL iBTOverall 100 かつ、各セクション最低23

が求められます。

しかし、これを満たしていなくてもインセッション/プレセッションコース(in-sessional/pre sessional)をパスすれば、交換留学が可能です。

具体的には、写真1のように既に

IETLS Overall 6.5かつ、各セクション最低6.0、
またはTOEFL iBT Overall 100かつ、各セクション最低21

を満たしていれば、インセッションコースを受講することが求められます。

(写真1)SOAS 交換留学英語要件 インッセッションコース:https://www.soas.ac.uk/international/englishrequirements/study-abroad/

同様に、既に

IETLS Overall 6.5かつ、各セクション最低5.5、
または、TOEFL iBT Overall 100、かつ各セクション最低19

を満たしていれば、4週間のプレセッションコース

IETLS Overall 6.0かつ、各セクション最低5.5、
またはTOEFL iBT Overall 95かつ、各セクション最低19

を満たしていれば8週間のプレセッションコースを受講しパスすれば交換留学をすることができます(写真2)。

(写真2)SOAS 交換留学英語要件 プレセッションコース:https://www.soas.ac.uk/international/englishrequirements/study-abroad/

インセッションコースとプレセッションコースの違いは、見てわかるかもしれませんが、学期中に行われるか否かという点です。つまり、インッセッションコースは学期中、プレセッションコースは9月学期が始まる前ということですね!

ちなみに、やはり英語コースは交換留学協定範囲外なので、お金がかかるようです。2022年のコースだと、

8週間のプレセッションコース 4160ポンド(約65万円)
4週間のプレセッションコース 2600ポンド(約42万円)
*2022年7月6日のレートで計算

インッセッションコースの学費は記載がなかったので、もしかして学期中ということもあり、学費免除の交換留学協定範囲内なのかもしれません。

ただ、責任はとれないので、気になる方は直接SOASに聞いてみてください!

まとめ

以上のように、学位留学でも交換留学でも英語スコアが足りなくても留学できる可能性があります!

交換協定では、日本の所属大学の交換留学募集要項に留学先大学の英語要件を満たさないと学内応募もできないと書いている場合がありますが、留学先大学が「プレセッションやれば来ていいよ」と言っているのなら、日本の所属大学と交渉してみる価値もあると思います!

今回は、LSEとSOASの例を紹介しましたが、他の英国大学(他の英語圏の大学も多分?)でも同様の仕組みがあることは多いと思います!

日本の大学の留学パンフレットだけを見て「英語スコアが足りないから留学諦めよ」とすぐには決めないで、一度留学希望先にプレセッションコースがあるかどうか調べてみることをお勧めします!

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