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早起きは三文の徳だけど起きれない

近所の小学校でラジオ体操が行われるらしい。
朝の6時半から。起きれない。

朝日が昇ると共に活動が始まる時代。
そんな時代に、そんな環境で生きていれば、
なんてことない時間に感じていたのだろうか。

24時間、明るい中で活動ができる世の中、
時間の感覚がずれてしまっている。

朝であること、昼であること、夜であること。
時間で管理をしすぎて、自然の変化に対して、
無頓着になっている。

「ああ、もう13時か。」

気付けば太陽は天高く昇り、
そして気付けば月が形を表して来る。

当たり前のように感じているこの明かりを、
当たり前のように受容している自分。

もし太陽も月も無くなれば、
人間は生きれなくなってしまうというのに。

もはや当たり前のように感じているから、
無いもののように感じてしまっている。

豊かさを手に入れるには、
あるものをないものと感じている自分を、
問い直す必要がある。そんな風に思う。

数値で考えすぎたり捉えすぎたり、
定量を意識しすぎて本質が見えなくなったり、
もっと自然に目を向けて変化を感じたい。

朝6時半。
朝日が昇り始めて徐々に世の中が明るくなる。
そんな明るくなっていく瞬間を楽しむ。
変化を見るために起きる。

目的を変えれば、
時間のために起きなければという不安は、
一掃されるだろうか。

Time is money。
現代の社会の為に生まれた言葉だろう。

時間に意識を向けること。
有限な人生であることを認識して、
どれだけのことが与えられた時間でできるか、
向き合うことは大切だと思う。

ただそれだけでは疲れてしまう。だからこそ、
時間を少し忘れて自然から変化を感じる。

Time is nature。

パソコンやスマホに向き合いすぎている。
連絡や他人の反応を意識しすぎている。
そして時間を意識する。

時間も当たり前ではない。
時間は環境があるから成り立つ。
時間が失われる世界はまさに精神と時の部屋。

空虚になっても、時間が無くなっても、
今と同じ活動を続けるだろうか。

目に見える変化を失ったら、無気力になり、
歩みを止めてしまうかもしれない。

豊かさを知るために時間があるのなら、
もっと外に目を向けていきたい。

日が昇れば体操をし、
木の葉が心地良く揺れ始めたら外出をする。

少し暖かくなってきたら昼ご飯を食べ、
うっすら月が見えてきたら散歩に出かける。

空がオレンジ色になったら買い物に行き、
日が落ちて澄んだ香りになれば夕食を食べる。

きっと時間に合った自然の変化がある。
それをもう一度見つめ直していきたい。

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