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プロパーローンで買うこと②

前回に続いて書きます。

前回は「評価の出る物件」という論点でしたが
今回は「銀行担当者」とのマッチングという観点でお話します。

プロパーローンの場合、銀行の担当者がいかにやる気をもって取り組んで
もらえるかというところがポイントになってきます。

その銀行、支店で固有に出す融資となりますので金融機関にとって
住宅ローンやアパートローンと違って審査がかなり手間となります。

なので、買い手サイドの我々としては
その手間をかけてでもやりたいとなる案件かどうか、またそういう案件として持ち込まないといけません。
担当者の手間を考えずに、雑に扱ってどんどん案件を入れたりすると
次第に相手にされないことになってしまいます。

普通の不動産屋の場合、手っ取り早く物件を捌くのが大好きなため
プロパーローンと相性が良くありません。
住宅ローンや、アパートローンでどんどん案件入れて処理してもらえる方がありがたく、そういう金融機関の方が相性が良いです。

ぼくの場合は逆で、プロパーでの購入を勧めるコンサルなので
いかに案件を金融機関にとってプロパーでやりたくなるような形に持っていけるかということに注力します。

当然、審査にも時間もかかるため、物件をグリップすることができるのが
大事です。
「グリップ案件」「評価が出る物件」「決算書」「金融資産」などが
案件としての条件を揃えていきながら銀行担当者のやる気を引き出します。

銀行担当者がやる気になって初めて、「真の買主」とでもいうべき銀行が動き出しますので
プロパーローンとは銀行担当者を動かす力が大事なのです。

そのあたりが、僕が他の不動産屋さん差別化できるとこなのかなと思います。









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