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読書感想 東野圭吾 仮面山荘殺人事件

図書館にあったので、再読しました。
東野圭吾さんの初期の作品です。

むかし読んで、おお!と印象に残った作品です。
何が印象に残ったかというと、
ザ!だい!どんでん返し!な結末です。

湖畔の別荘に閉じ込められる一同。
そんななか殺人事件勃発!犯人は当然この中にいる……!

そんな王道の設定なのです。が!
犯人は誰なのか?と思いをめぐらせるうちに、というかあれ?そういうアプローチでいっちゃう?
という展開です!(意味わからん!笑)


東野圭吾さんは天才ですよね。
キチンと万人受けするミステリー小説をあれだけ量産出来るなんて、とても人間業とは思えないです。

わたしは東野圭吾さんの作品は初期のものしか読んだことがないのですが、非常に読みやすい文章を書く作家さんだと思いました。


さて、こちらの作品。
一度読んでいて犯人がわかっているので、面白さが半減してしまったのが残念なところ。

それは仕方がないですね。
「リング」も、映画を先に見てから原作小説を読んだのですが、コレ映画を見てなかったらさぞかし面白かっただろうに……!
と思いましたもんね。


一方、純文学はストーリーというよりむしろ表現力を味わうものって感じがするので、ネタバレしても楽しめる気がします。
わたし的には。

読めば読むほどまた違った味わいが出てきたり、久しぶりに読むと以前とは全く違う印象を受けたり、伸びしろがはかりしれないんですね。
(自分自身が色々な経験をして感受性が豊かになっていくので、今までひっかからなかった電波をキャッチするようになるのでしょうね)

むかし読んだ本をまた読み直してみるのも、
新しい自分を発見できるきっかけになるかもしれませんね。

今日は良いお天気です。皆さま素敵な週末を。


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