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ニートの歩き方:次を決めずに先に辞めた人の転職

僕には2回の転職歴がある。
1度目は20代、2度目は30代。
恥ずかしい話だが、どちらも次の仕事を決めずに辞めて転職活動をした。

どちらも会社をドロップアウトしたどうしようもない人が自身の体験を踏まえて色々と語っていきたい。同じような境遇、先に辞めて転職活動をしようかなと本気で考えている人の参考になれば幸いです。


その1:先辞めの心構え
その2:先辞めのメリットデメリット
その3:次の転職活動をどうしていくか?
その4:伝えたい事

その1:先辞めの心構え


まず他の章でも話したが、先に辞めると言う事は一般的によろしくない
あなたの経緯はなんであれ

先に辞めた人=計画性なし、根性なし

のレッテルを貼られる。そしてまず、書類審査で落ちる。面接にすら辿り着けないのだ。あなたがどれほど良い人材でもアピールの場へ行けなくては話にならない。

そして、ニート期間が長くなると次の転職はどんどん不利になる。
この手法をとった時点でここを割り切れる精神力が欲しいものだが、普通の人はだんだんメンタルを削られてくる。

そして焦ってそこまで行きたくない会社に決めてしまった結果、また次の会社もブラックだった🐦‍⬛なんて事になるのは避けなければならないが、先に辞めた人が陥りがちな罠なので気をつけて欲しい。

その2:先辞めのメリット


先辞めのビハインドを書いたが、良いことも沢山あるので紹介しよう。

*自身の持ち時間を全て転職活動に割ける*
これは大きい。今まで仕事のスキマでしか出来なかった転職活動が爆発的に進む。


*スキマ時間で資格や勉強!その後の仕事にもプラスに*
とはいえ、求人は日々出るが、ずーっと朝から晩まで転職活動をするわけにも行かない。
面接の練習や質問に対する解答を練りこむのも大切だが、ぶっ通しは息が詰まる。
僕の場合はたっぷりとあった時間で、転職活動しながらもスキマの時間にパソコン教室に通っていた。これが良い息抜きにもなった。簡単な資格も取った。そのパソコンスキルは今の仕事でも非常に役立っているし、面接のアピールにもなったのでいい投資だったと思う。

*体調と精神を整えれる*
元々シフト制で不規則で乱れっぱなしだった体調は、規則正しい生活に戻せばみるみる復活した。色んな面で心と体、かなり立て直せたと思う。
体がやられれば心がやられる。心がやられれば体がやられる。


その3:次の転職活動をどうしていくか?

*ハローワークに行く*
諸々の手続きはハローワークで行う。色々と手続きが大変だが、ここは避けては通れない。ちなみに次の仕事が決まった際も行くことになる。

*同業種で探す*
さて次の仕事だが、同職種で見つけるのが良いだろう。
もちろん先に辞めるほどの会社だったのならば本当はその職種に嫌気が指してる人が大半で異業種を狙う人も多いとは思うが、異業種はかなり厳しい。

僕は20代に先辞めをして異業種に転職したが、30代ではかなり厳しい戦いになると思う。(筆者は30代の先辞め&異業種転職をしていないのでデータはないが、同業種でも苦労したのであくまで推定の話である)同業種は書類で落ちる率は高いながらも比較的面接まで行く事は大いにあった。

*なぜ先に辞めたのか?を明確に*
会社によって志望動機は様々で求める人材は違うが、どの会社でも必ず聞かれること。

それは

「なぜ、先に辞めたのか?」

をしっかり明確にする事。「部署変更はできなかったのか?」などあらゆる角度から深堀される。ある種攻撃だ。全方向からの刃を受け流せるようにしておかなくてはいけない。最大限の数の手札を作って挑もう。

僕の場合は「長時間労働で転職活動できなかったので体を壊す前にやむなく辞めた」というパワーワードで乗り切った。嘘偽りない正直が一番である。

*どの媒体で探す?*
ハローワークにも求人は多くあるが、当たりはずれが多いのでご注意を。リクナビやマイナビにはしっかり口コミサイトで裏を取るように。
昨今はイケメン俳優を起用した転職エージェントも流行ではあるが、とりあえず企業に人を突っ込んで自分はインセンティブもらって終わり!というような悪質なヤツにも色々ぶち当たったことがあるので気を付けてほしい。ちなみに僕はエージェントを介さないINDEEDで見つけた。現状一番安定して働いている。あくまで入ってみないとわからない世界だなと痛感する。

*再就職手当*
離職期間=ニート。
この期間はもちろん収入はゼロ。
しかし、先に辞める者として一番の不安要素はお金である。この間の生活費をある程度貯めてから辞めるのはもちろん鉄則だが、思わぬ出費などで余剰資金に傷が入るのも困る。

しかし、そんな人への国からの素晴らしい救済措置がある。それがこの再就職手当だ。これはいわゆる祝い金のようなもので、3ヶ月以内に次の仕事決めた人には申請すれば口座に振り込まれる。

僕は3ヶ月以内に次の会社を決めれたので金額で30万円ほどゲットし、転職活動やこの離職期間の面接へ行く電車賃などにかかった諸々の費用をしっかりペイできた。先辞めパターンにとって最も心強い味方であるので、ぜひ活用してほしい。

その4:僕が伝えたい事

これを読んでいる人の中に同じような人はいると思うが、伝えたいのは絶対に諦めてはいけないと言う事。
おそらく先に辞めた、辞めようとしてるあなたはかなりの人生の岐路に立たされている。かなり精神的にも辛い時期だと思う。
僕もそうだった。長時間労働から逃げるように辞めたが、先に辞める時というのは普通ではやらない事もやってしまいそうになるくらい、色々と普通の精神状態ではなかった。

しかし、それで良かったと思う。
どちらも後悔はなく、「あーあの時やめて良かった」と強がりでなく、心の底から思う。あのまま居たら確実に病気になっていただろう。

やはり心と体の健康が第一だ。
他の記事でも散々しつこく伝えてるが、ここを疎かにするという事はある種会社を先に辞めてしまう事よりも遥かに危険な行為である事に気づいて欲しい。

体の場合はダメージを明確に感じやすいが、心を病むと真綿で首を絞めるように徐々に痛めつけられていく。だから気づきにくい。僕のようにブラックで体も心もやられてる人は手遅れになる前に早急に逃げて欲しい。

本気で人生を変えたい・・・!と思っている方はオススメしたい。

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