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僕がスーパーを辞めたワケPart.3~そして新天地へ~

前回のあらすじ
新卒で入った会社の上司ガチャで大ハズレを引き、その上司のパワハラのせいで心身に異常をきたした僕は、生死を賭けてその上の上司に直談判することにした・・・


僕は上司のさらに上に直談判した。
僕は今まで上司にされたことや面談でも体調のことは伝えたのにこの部署に配属になったこと、実際に体調がおかしくなってきたこと、全てを包み隠さず伝えた。

「そうか。よし、今日は上がれ。明日は休め。」と言われた。

その後人事部と面談をし、他の部署に異動になることになった。
しかし、人事部付けという肩書きがついた。要するにペナルティのようなものである。一度体を壊して復帰した人にはこの肩書きがつく人が多い。会社が「もうこいつは大丈夫だ」と判断するまではこの付箋をつけて様子を見られることになる。

少し安堵したが、次の部署への不安と同時に物凄い怒りが自分の中に込み上げてきた。

就職氷河期を必死で生き延びたのに
他の同期はキラキラしてて楽しそうに働いてるのになんで自分だけこんな不安定な目に合わないといけないんだ?

そう思うと悔しくて情けなくて非常に不安定な精神状態だった。
不運な自分にも腹が立つし、でもどうやって原因自分論で考えても悪いのは僕じゃないし・・・と思うと気持ちの整理は一生つかなかった。

ほどなくして僕の異動は正式に発表された。

肝心の上司には、あの直談判をした日から一切の会話をしなかった。
もちろん最後の挨拶もナシだ。

非常識なのは百も承知だが、それより非常識なのはあのパワハラ上司だ。
右も左もわからない新人をここまで不必要に痛めつけて追い込み、僕のキャリアを傷モノにした!あの人には天罰が下るべきだ!くらいに思っていた。

これは僕なりの復讐なのだ。あの人がこう仕向けたのだ。
お世話にもなってないし、何なら慰謝料を請求したいぐらいだ。

そして僕は他部署に移動になった。僕の同期は60人ほどいたが、この間に異動したのはおそらく僕が唯一の1人である。

次章
僕がスーパーを辞めたワケPart.4
つづく・・・

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