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【読書感想】心が晴れる生き方アドバイス

作者 : 齋藤孝
発売日:2017年6月


作者経歴

明治大学文学部教授。『声に出して読みたい日本語』が260万部のベストセラーになるなど、著者累計発行部数は1000万部を超える。テレビ番組にも多数出演。


ときには部活動のように仕事をしてみる

大人になってからは、「まぁ、このあたりで良いだろう」と時給感覚で動いてしまいがちである。学生時代の部活のように、突き詰めて楽しむ感覚を取り戻そう。


中庸の感覚を手に入れる

バランスの取れた状態を表す『中庸』。100点orゼロではなく、グレーで許す気持ちも大切である。バランスを探るには、極端に振れると掴みやすい。「ここまで飲んだら二日酔いになってしまう」感覚を掴み適量を知るのと同じ。


人生の本質は、どれだけその時間を燃焼できるか

成功か否かも大切だが、そこで全力を尽くせるかどうかが重要である。プロジェクト自体が頓挫したとしても、「あの経験があったから今がある」「あの体験は楽しかった」と思えるだけで価値がある。


心の免疫力を高める

学生時代の部活では「どうしてここまで苦しいことをしないといけないのか」と思うこともあるだろうが、社会に出てから「あの部活のしんどさに比べればマシだ」と感じるように、積極的にアレルギーを起こす環境に身を置き、心の免疫力を高めると適用できる環境も増える。


出世を望まないことは、信用を得る活動を放棄するということ

会社で出世するためには「あいつになら任せられる」と思ってもらうこと、つまりは社内で信用を得ることの積み重ねの結果である。逆を言えば、出世を望まないということは、信用獲得活動を放棄するということである。


自分の行動指標を認識する

やりがいを感じることは苦にならないが、やりがいを感じない仕事は価値を感じない。自分のやりがいや、志を意識し受ける仕事、受けない仕事を選ぶと良い。人が疲れるのは仕事がつらいからではなく、仕事の意味を見出せない時である。もっとも残酷な刑は、砂の山を移し、また元の場所に戻させるといった無益な労働という話もある。


感想

半年ぐらい前までは、自己成長のため、『自分の能力を伸ばす』『金銭的自由を得ることで、時間的にも自由を得るための資産作り』のことばかり考えていましたが、最近は部下の幸せを実現するために知識を得るということが多くなってきたと思います。

きっかけは、昨今の物価上昇、現政権では明るい日本にならない、自分のことは自分で守る必要があると強く感じることからの危機感の高まりだと考えてます。

この本も、メンタルを維持するためには有効な本だと感じました。一日24時間という限られた時間をどう過ごすか、時間を浪費している間に他者と差がつくという気付きには良いかなと思いました(読んだ人の価値観に大きく依存しますが)。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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