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【読書感想】おひとりさまが知って得する、お金の貯め方・増やし方

作者 :佐藤治彦
発売日:2022年12月


作者経歴

経済評論家。1961年東京生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。東京大学社会情報研究所修了。大学卒業後は、米銀で為替オプションを扱う銀行員として、東京、ロンドン、ニューヨークで勤務した後に、短期の国連ボランティア、経営コンサルタント事務所などを経て独立。放送作家を経て、1992年ごろからテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで、経済やマネーのことを評論、コメントする経済評論家として活動している


日本の年金制度は夫婦で老後を迎える方がトクするようにできている

今や日本の『おひとりさま』割合は4人に1人(1980年頃は100人に1人)。女性の方が経済的自由を得にくいため、我慢して結婚を選択することも少なくない。そのような人は、一人暮らしを充実させるためも、制度改正の声を挙げるべきだ。制度に合わせて生活を変えるのでは無く、現代生活に合わせた制度に変更していくべきであるが、放っていても政治家は変えようとしないのは明白である。つまり、国民、特に女性が大きく声を挙げていく必要を感じる。


リースバックとリバースモゲージは避けるのが吉

リースバックは、所有権は手放すが、引き続き今の家に住めるサービス。但し、家賃は相場よりも高く、もちろん最新設備ではないため、老後資金確保のために売却したつもりが、余計にコストが嵩むことにねりかねない。
リバースモゲージは、自分の家を担保にお金を借りること。リバースモゲージの概要として、評価額の半分ぐらいしか借りられず、借りたお金には利子も発生する。しかも利子の相場は3%と非常に高く、固定金利でもない。更に、評価額を出すのも有料である。


生命保険控除が使える明治安田生命の『じぶん積立』がオススメ

中身はほぼ積み立て預金だが、生命保険控除が効く点で、生命保険に入っていない人にはオススメできる。また、保険の入り方の注意点として、特約で入らないこと。例えば、入院金、死亡金の一方のみ魅力であっても、後に片方だけ切ることが出来ないため。


平均寿命と平均余命

平均寿命は今0歳の日本人が何歳まで生きるかという数字。対して平均余命は〇〇歳の人が後何年生きるかという数字である。もちろん、平均寿命より平均余命の方が長いため、平均寿命は当てにならず、それを軸に資産運用を考える必要はない。


高額介護サービス費制度

月に支払った利用者負担の合計が負担限度額を超えた場合、超過分が払い戻される制度。


地域振興券を活用する

地方自治体が実施する地域振興券は、税金が元手になっているので、活用することは税金を取り戻すのと同意であるため、活用していった方が良い。


感想

生涯独身のつもりではありませんが、現状のお金の見直しを目的に本書を手に取りました。

生命保険については、特にお金を残す人がいないという理由から入っていませんでしたが、具体名を添えて、独身でもデメリット無く節税対策になる商品が知れたことは非常に良い収穫でした🌟
実店舗の窓口に行って手続きをしないのいけないのは少々手間ではありますが、早速手続きしました😃

また、両親も高齢になってきており、介護についても勉強しないとと考えていたため、高額介護サービス費制度についても、とてもタメになりました❗️
webを中心にもう少し深掘りして調べてみて、具体額としていくら両親のためにお金を用意すれば良いかを知れればなと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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