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事業計画は事業戦略を数値化させるということ

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前回は『「すごいビジネスモデルを考えついた!」事業計画の狙い』と題して、事業計画の狙いは、「アイデアを具現化すること」であって、そのアイデアを数字で説明することが求められ、その実現性について検証することが目的となることを説明しました。

あなたが企業で新規事業の責任者に抜擢されたり、アイデアを持って起業して事業を立ち上げる時には必ず作成する必要があるのが「事業計画」となります。

この構成について、決まりなどなく大切なのは他人にも自分にも「刺さる」かどうかです。

それでは鋭く計画を磨いていきましょう。

事業戦略と事業計画とは

前回の記事でもお伝えしたように戦略と戦術は別物です。両者を連動させて運用していくためには、事業戦略と事業戦略に分けて説明して進めていきます。

なぜ分ける必要があるのかと申し上げますと、「どんな事業をしていくのか」ということと「その事業でどれだけの実績を上げることができるのか」を、計画としての設計図において明確に切り分けて考えていくことが大切なのです。

事業戦略は、売上や利益を上げていく「スキーム」を構築することですし、そこに自社の経営資源をどれだけ投入しながら構築していくのかを考えていくものですが、事業計画は、そのスキームを基礎に具体的な計画を必要な施策ごとに個別に練り上げ、数値化させて、それを目標として掲げてアイデアを実行可能な事業計画に持っていくために必要とされるため、数値化させることが絶対的に必要なのです。

数字であればビジネスの世界では共通語ですし、ごまかしのきかないものです。

新規事業の中で新商品を開発していくとして、未体験で市場で全く新しい商品だからといっても、または絶対にこの商品は市場に浸透するなんて確信をしていたところで、その根拠となる数字を具体的に提示しなければ誰にとっても意味がないのです。

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