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A4サイズのスペースがあれば、1年間サラダは食べていける。

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Hey! What’s up people~!? 鎌田です。脳梗塞から復帰した頃に野菜の値段が高騰していた事に驚きました。でも同時に生産者の立場だった身としては良い傾向とも捉えております。

これまで当noteでは新しい農業の提案もしてきました。

今回ご紹介するのはコチラ、「100%オーガニックフードを自分で育てる ~A4サイズのスペースがあれば、1年間サラダは食べていける」でございます。

こちらオーガニックの本ということで元生産者としてはオーガニックってこだわり始めるとキリがないという印象です。

そもそも自然栽培に取り組んでいたのでやっていたことは同じなんですが、本書のジョン・ムーア氏の提唱するオーガニックは少し違います。

オーガニックを哲学、つまり生き方やライフスタイルとしてとらえて毎日を豊かに暮らす術を教えてくれるのです。

本書を読み進めるとコンパニオンプランツのチャプターに出くわします。私もこの道の第一人者として自負がありましたが、彼は生物学的見地ではなく生活的で実践的。

そりゃそうだ、営農ではなく豊かな生活の実現がゴールなら手段も変わるわね。

彼は常に自分の目で「見て」、自分の頭で「考え」ます。これがオーガニックを哲学として取り入れている所以なのかもしれません。

とはいえオーガニックの理想は、ただそこに「ある」といことで、何かを「する」ことではないのです。逆に多くの手を掛ければかけるほど遠ざかっていくのです。

よく農家がマーケティングで手塩を掛けたというような表現を皆さんも耳にされているかと思いますが、オーガニックは逆転の発想なのです。元生産者として、とても理解のできる発想だと感じました。

オーガニックな生活は、サービス、奉仕のようなものと彼は言います。そして最も優れた奉仕者が、最も優れたマスターであり、生きることの名人なのです。

奉仕することと奉仕されることは、表裏一体のものであり、オーガニックとは、ただあるがままの姿で、そこに存在するという事なのです。

誰にでも、その人がその人であるための場所やコンフォートゾーンがあります。同時に人はそういった場所を他の人に与える事が出来るのです。

オーガニックとは、そこに「ある」ということ。何かを「する」という事はビジネスなのです。

それではまたお会いしましょう!

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