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通なオトナの嗜み「アイリッシュ・コーヒー」

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Hey! What's up people~!? 鎌田です。

コーヒーとウイスキーって、なんとなくオトナのたしなみ的なイメージがありませんか。

ウイスキーはアルコール飲料だからもちろんなんですけど、ブラックコーヒーもガキンチョのうちはカッコつけて飲んでいるだけで人生の苦みを愉しめる大人にならないと本当の味わいってわからないもんです。

だからこそ、成熟した大人だから愉しめるんだと勝手に思っておりますが、これを科学的にいうと「アクワイアード・テイスト(後天的味覚)」と呼ぶそうです。

そしてコーヒーとウイスキーは、味わいの性質が異なるにも拘らず、どちらも産地ごとに多彩な個性があって、それぞれに愛好家のこだわりがあるという点も共通しています。

そもそもウイスキーには、スコッチウイスキーとかアイリッシュウイスキー、あるいはカナディアンウイスキー、そして私の愛する富士山麓など、産地による分類があったうえで産地を代表する銘柄があるんです。

一方でコーヒーにもコロンビアとかブラジル、あるいはベトナム、そして私の愛するハワイなど多くの産地があって、それぞれに異なる個性があります。

このベトナム珈琲って面白い小話があって、1977年にブラジルの珈琲豆が凶作で世界的に珈琲豆の値段が高騰したときに、まだ東ドイツが社会主義国で外資不足だったために珈琲の輸入ができなくなって東ドイツでは珈琲が極端に不足するという事態に陥りました。

そこで東ドイツは焙煎珈琲の販売を禁止して代用珈琲の普及に務めましたが、これが実に粗悪品で市民の猛反発を食らって販売停止に追い込まれたそうです。

ちなみにその代用珈琲は粒の大きさが市販のコーヒーメーカーをぶっ壊すほどの代物だったらしく、この教訓を受けて東ドイツは同じ社会主義国のベトナムと連携して多額の援助と引き換えに東ドイツ向けのコーヒー農園の建設を依頼しました。

しかし、ようやく収穫となった1989年にベルリンの壁が崩壊して、ベトナムは援助を受け取ったまま見返りはなしという恩恵を受けて1990年以降ベトナムは世界第2位のコーヒー生産国に成長したんです。

多くの産地と呼ばれる地域では色々なストーリーがありまして、複数の産地とか銘柄のものをブレンドして愉しむというあたりも共通していて、古くから世界中の人々を魅了してきた歴史があります。

そんな産地化ストーリーをノンフィクション小説でお届けしておりますので機会があれば是非お読みください!

こうした産地を応援している愛好家の期待に応えるべく、原材料から製造法に至るまで、こだわり続ける造り手の情熱も、コーヒーとウイスキーに共通した魅力と言えるのではないでしょうか。

コーヒーとウイスキーは、共通点が多いというだけではなくて、双方の相性も良さもとかく有名です。

たとえばウイスキーを飲んだあとに一杯のコーヒーを愉しむ人もいらっしゃいますし、ウイスキーをたっぷり飲んだ翌朝に酔い覚ましのコーヒーという人もいるはずです。

このようにコーヒーとウイスキーの相性の良さは、両者を合わせたカクテルが世界各地でたのしまれていることが、その証でもあります。

先日、紹介させていただいたコーヒーと焼酎の組み合わせも絶品です。

なかでもやはり代表格は「アイリッシュコーヒー」ですよね。コーヒーと名称がついているだけに、コーヒーの一種と間違えられることもあるようですが、ちゃんとしたお酒です。

アイリッシュコーヒーの作り方は、めっちゃシンプルなもので、マグカップあたりに適量の砂糖を入れておいて、温かいコーヒーを7分目ほど注ぎます。

そこに、ウイスキーを30ミリリットルほど注けば出来上がりです。ステアはしてもしなくてもお好みで、最後にホイップを浮かせれば映える飲み物になります。

ホットコーヒーの温もりと、ウイスキーのアルコールが身体を暖めるあたりは、「なるほど」っと納得の味わいです。

もちろん、味わいそのものも、ウイスキーの芳醇な香りにコーヒーの苦味が相まって、そこに砂糖の甘味とホイップクリームのなめらかな口当たりが素敵なハーモニーを奏でます。

ウイスキーはコチラでセレクトしてみてくださいね!

このように飲む人に幸せな気持ちを運んでくれるアイリッシュコーヒーはバーなどでは定番ですし、老舗のコーヒー屋さんでもメニューに採用されていることがあって、ウイスキー好きからもコーヒー好きからも愛されてきた飲み方なんです。

こちらは自宅でも簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

それではまたお会いしましょう!

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