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【AHO鉄ノ旅】網走から釧路、さらに小樽へ

北海道を鉄旅するにあたり、フリーパスを購入しました。
北海道フリーパス。
7日間、特急も含めた北海道のJRを乗り降り自由という、夢のようなチケットです。
が、7日間有効なだけあって、本来は1週間くらいのスケジュールで旅するためのもの。それを4泊5日で目いっぱい使おうとすると、滞在時間がとても短くなってしまいます。
だが、いっぱい乗り降りしたい、特急にも。

7月23日、午前中は網走監獄を見学し、午後から鉄旅開始です。
まずは網走駅にて、ランチの駅弁。

かにめし〜

網走駅、現在の改札は屋内にありますが、これは昔の改札なのかな。なんの説明も無く、ひっそりとしていますが、ホーム側にはトーテムポールみたいな木彫りの熊が飾られています。
かつては乗降客で賑わっていたんでしょうか。

趣のある改札
小熊たち

釧網線は花咲線と同じ車両が使われているようで、こちらの車両がやってきました。

花柄がかわいい
1両ですがトイレもあって安心
シートの柄は北海道の生き物など
この柄のグッズが欲しい

網走駅から釧路までは普通列車なので、のんびりと3時間半くらい。
デジタルスタンプのことをすっかり忘れていました……

これ撮って満足してしまった
駅舎がかわいい鱒浦駅

網走から知床斜里までの海岸沿いは、あまり見た事のない植物が生い茂っていました。

エゾノシシウド らしい


生い茂るフキ
気温の低い地域の植生なのでしょうか


原野を駆け抜けます

途中、屈斜路湖や摩周湖、温泉地もあり、かなり混んでいる区間もありました。ちょっと降りてみたりしたかったかも、と後で思ったりもしました。
鹿や鶴など野生動物もちょいちょい見られましたが、鈍行とはいえ、写真に収めるのは難しいですね……

たぶん何かが居た

そんなこんなで釧路駅に到着。

お疲れさまでした


釧路に宿を取り、明日に備えます。
近くにセイコーマートがあったのに気づかなかったのが悔やまれる……

おやすみなさい

ちなみに釧路の宿はロイヤルイン。
レビューにもありましたが、ほんとに朝食豪華!また泊まりたい。ちょっとレトロだけど清潔な良いホテルでした。

夜、翌日の予定を考えていて、ホテルで朝食を食べると始発には乗れない、そして次の列車に乗って根室まで往復すると、根室では15分しか滞在できないことが発覚。
15分、いや、15分て。
用もないのに汽車に乗り行って帰るのがAHO鉄、釧路で駅弁を買って行って根室で食べるくらいしか予定は無いんですが、さすがに15分は短すぎないか?

という訳で中を取って厚岸まで行って帰る、その前に少し時間ができるので釧網線で釧路湿原駅まで往復することにしました。
翌朝7月24日

釧路湿原駅は無人駅ですが立派な小屋があり、中には自販機もあります
降りた人たちは皆さん展望台へ
私はホームで釧路行きを待ちました

後から思えば、この線路脇から熊などが出没しても不思議じゃないですね……
ウグイス(?)の鳴き声とか録音してる場合じゃなかった。
と、程なくして釧路行きがやってきました。よかった。

来た

この後乗る花咲線もそうですが、網走や釧路を出る時はクリアだったフロントガラスには無数の虫が激突付着し、時には虫より大きな何かが激突した痕跡等あり、道中のワイルドさを物語っています。
釧路駅に到着するとノロッコ号がいました!

乗ってないけどノロッコ号
釧路駅のホーム、とても良いです
いいね
かつては売店があったんでしょうか
なんか寂しいですね……

釧路から厚岸までは45分ほど。駅の近くに道の駅ができているらしく、そちらは賑わっているんでしょうか。駅は静かでした。

静かだ……
静かな駅で釧路にて購入したお弁当を食す
味付けが程良くて、食べ終わってから醤油が付いていることに気づきました

厚岸での滞在時間は40分くらい。
お弁当食べてボヤボヤしていたらあっという間。
釧路へ戻り、本日の泊地・小樽へ向かいます。いよいよ特急に乗るわよ!

車内は新幹線みたいですね
ギャップがすごい
電光掲示のヘッドマークは
撮るの難しい

釧路から札幌方面も牧草地や山中を駆け抜け、牛も馬も野生動物もビュンビュン過ぎ去る車窓を眺めつつ、デジタルスタンプを押しました。

南千歳駅でおおぞら下車、さらに小樽方面へ。札幌までは都市部ですが、札幌を過ぎると海岸線の近くを走り、野性味溢れる風景になります。
13:47に釧路を出発して19:00少し前に小樽に到着。

古い駅舎も一部残されています

小樽駅から宿まで少し距離があるのでタクシーに乗るつもりでしたが、駅前にタクシーが、いない。
バスよく分からないし、まあ20分くらいだから歩いてみるか、という選択がヤバかった。
宿は坂の上、20分ほとんどが急な坂道、途中「地獄坂」という道標があり「しぬのかな……」と思いました。ラストの上り坂が最高にキツかった。

そして時間は20:00少し前、途中の小さなレストランも店終い中、泊地のレストランも20:00まで。コンビニはここまで上ってきた坂の下と、宿から更に上った2ヶ所……
その時は汗だくでもう無理な感じだったので、手持ちの柿ピー等と部屋に備え付けのドリンクで過ごすことにしました。駅周辺で買っとけばよかったね。

ありがとうサッポロクラシック


この日の宿は、昭和初期に建てられた洋館のゲストハウス。
ベッドに布団というのが自分の部屋みたいで一番寝やすかったし、ユニットバスも一人暮らしのアパートのものに近くて、住みたいような感じでした。

窓は古いながらも二重になっていて(防火のため鉄製の戸が付いている部屋もあり)冬は寒いんだろうなあとオーナーに尋ねると、「この辺は海が近いから雪もそんなに降らないよ。その窓の下くらいまでしか積もらない。」と言われ、あ、そうですね、1m弱ですもんね……と、3cm積もっただけで大パニックな南の民は感覚の違いを実感するのでした。

翌朝は温かい食事をいただきました
お世話になりました

小樽ゲストハウス
https://otaruguest.web.fc2.com/









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