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多刀流社会はどうでしょう?

最近、二刀流といった言葉が流行っている。

これはメジャーリーガーの大谷翔平選手がクローズアップされての事だが、元々は江戸時代の剣豪で有名な宮本武蔵が刀を二本使った事から来た言葉だ。

通常、武士は両手で一本の刀を使いこなすのだが、武蔵は右手で通常の刀、左手では短い刀を使い、相手の攻撃を受け止めたり、複雑な攻撃をしていた。

つまり、本来に加えて別の武器を持ち使用する事で自分自身の能力を思いっきり発揮するという事ではないだろうか?

これを現代社会に合わせてみると本業にプラスして副業をする事に似ているのではないかと思う。

本業だけが主流だった世の中だったが、だんだんと副業をしていたり、目指す為に知識やスキルをあげて準備したりしている人が多くなってきた。

ひと昔前までは特別スキルがある人や特別な事情のある人が行っていた事で、一般人が行うのはある意味、邪道と思われ、あまり良いイメージはなかったようにも思える。

しかし最近は違う、何せ政府が副業の促進する方向に動きだし、それを受け入れる会社が増えてきたのだから。

そうなった理由は色々とあるが、主には①企業イノベーション促進、②企業の人材確保、③スキル獲得と人材育成、④所得の増加、⑤地方創生の5項目の実現のようだ。
*2018年に政府に定められた「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が
2022年7月に改訂された部分から引用

なるほど、各項目に注目すると、今の日本の課題を解決する為に副業が効果的だと理解できる。

しかし、今ひとつ実現に向けて勢いが無いよう感じるのは自分だけだろうか?

その理由はそれぞれが、別々になっているからではないかと思う。

どうせなら、このご項目について、まとめて対応できる副業はないのだろうか!?

そこで考えたのは人だけでは無く社会の副業化、それも多くを重ね合わせた多刀流社会だ!

例としては災害対応の準備事業が良いのではないかと思う。

日本は大雨や台風や地震など災害が多い国で、これはこれからも続いてしまう事は間違いいないのだが、その準備・対応が不十分と言えるのではないだろうか?

もちろん、今対応している人たちはかなり一生懸命に尽力して下さっているのだが、もっともっと出来るはずだと思う。

それには多くのお金と人が必要だという事は皆、分かっているのは間違いないだろう。

この問題を解決に導く事に副業が当てはまると考えると、色々な事が見えてくる。

例えば災害時に被災地での切実な問題として衣食住があるが、それらの準備をすると色々と良い事があると思う。

その中で重要で、細かい部分ではトイレ問題がある。

これはテレビ・新聞・ネットでのリアルな情報の中で避難所での不自由な生活の中でも早期に対応・解決したい問題と多くの人が思う事だ。

この対策としては非難所に仮説トイレを送り設置するのが一番有効なのだが、必要数を確保するのが難しい、と言うよりも、そもそも数が少ないのが現実だと思う。

やはり、平時の時に多くの数を県や市レベルで、ある程度多くの数、町、村では近隣と共同で最低限の数を準備しておく事を考えてみた。

普段は足りているのに、そんなに多くのトイレを確保するのは購入も保管も費用が、かかってしまう問題はどうするのか? となるが、県や市で確保している仮設トイレを普段はイベント会場で使ったり、貸し出したりすれば良いのではないだろうか?

例えば、祭りや花火大会、そして野外でのコンサート会場や飲食イベントなどへ有料で貸し出す事で収入を得る事が出来る。

この仮設トイレは今までとは違った移動がしやすいタイプで、使い勝手、メンテンナンス性も良く衛生的な新しいタイプで、仮設トイレと言うよりセキュリテイ対策も、しっかりとされた「安心清潔・移動設置トイレ」として新しく開発された物にする事が良いであろう。 

シャワー洗浄トイレを開発して、広く世に広めた日本の技術力で、きっと素晴らしいトイレが開発される事だろう。

それは政府が副業を促進する理由①の企業イノベーションにマッチする。

この考えをキャンプ場でキャンピングカーの代用や繁忙期のホテル不足の観光地でも使えるような「新タイプの仮設住宅」にも応用すれば建設関連業界で③スキル獲得と人材育成ができて、仕事が増えれば副業をやりた人で②の人材確保も出来る。

そして、それらは④所得の増加、⑤地方創生にも繋がる事になる。

これらのサイクルが回る多刀流の人が多くなる新しい社会システム・機材は世界に向けて発信・輸出が出来る。

これは日本人の性格・日本の技術を活かす、世界貢献になるのではないかと思う。

さぁ皆さん!

他にも色々な事に目を向けてのアイデアで多刀流社会の実現を目指してみませんか!?

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