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ねぇ、アイス買いに行こう

※画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました、ありがとうございます。

もうすぐテスト、もうすぐ諸々の大事な本番二つ、うまくいかないダイエット、その他にもモヤモヤすることがたくさんあって最近はすごく不調。今週がすぎればほとんど解決してしまうのだけど、なんか動きたくないなぁ……とだらだらしてしまう、そんな自分に嫌気がさしていた。

夜ご飯を終えたあと、住んでいる寮の共有スペースにいく。今日もいつもの友達がいていつものように他愛のない話でもりあがっていた。いつもだったら一緒に盛り上がっているとこなのに。なんか今日は気分が乗らない。

うあーーーーと思いながらみんなの話を聞いてたけど、もやもや感はなんとなく外にだしてしまったのかもしれない。近くにいた何人かが話を聞いてくれた。

いつもいつも悩んだとき、こうして話を聞いてくれる。彼女たちは、特別、画期的なアドバイスをくれるわけではない。でもこうやって自分の話を聞いてもらえるって幸せで嬉しいことだな、と思う。

話をきいてもらって、少し楽になった後、また落ち込んでしまいそうだけどとりあえず明日のテストに向けて部屋に戻ろう、と立ち上がったその時だった。

「なんか、アイス食べたくない?」
「買いに行っちゃう?」

彼女たちのうちの一人がそう言った。

いやもう話聞いてもらったし……明日テストだし……やることおわってないし……夜にアイスなんてダイエット中だし……痩せなきゃなのに……

ぐるぐる頭の中では考えたけど無駄だった。

「行く!」
多分誰よりも早くわたしは答えていた。頭の中の反論もむなしく、もうわたしの口はアイスを食べる準備ができていた。

真っ暗な道をはねながらわたしたちは歩く。みんなで近くのスーパーに行ってアイスを選んで、帰ってくる。

テスト前の焦燥感もあいまってかえって涼しい部屋で食べるアイスは最高だった。こんなにおいしいもの他にないんじゃないかな。

結局、ダイエット中なのに食べてるし、悩み事が解決したわけでも、テスト勉強ができたわけでもない。でも話を聞いてくれた彼女たちとあの一言のおかげでとてもしあわせになった。


Lunalunaをみたら今日のわたしは19/20点だったらしい。Aプラスじゃん。
こんなに悩みごとがあるのにどこが19点だよ、と思っていたけどみたら意外と19点なのかもしれない、と思った一日だった。

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