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1人目人事。lotsful(ロッツフル)での半年間を振り返って。

2023年10月にlotsfulの一人目人事として入社して、半年になります。
半年間過ごしてみての気づきや学びをまとめてみました。
新たに一人目人事にチャレンジされる方やスタートアップ組織の実態のひとつの事例として参考になり、そしてlotsfulに興味を持っていただくきっかけになれば嬉しいです。

■前提 lotsful(ロッツフル)とは?

パーソルイノベーション株式会社内で2019年にローンチされた副業マッチングサービスです。

▼主な組織構成:40名(2024年3月時点)
※約半分が業務委託や副業メンバー
・コンサルティングセールス
・BizDev
・タレントプランナー
・マーケティング・PR
・プロダクト開発
・バックオフィス
▼働き方

・フルリモート勤務
・オンラインでの朝会で、1日1回は全員で顔を合わせる
・全員でリアルで顔を合わせる機会は2か月に1回程度
・機能ごとに組織は分かれているのもの、業務上の連携頻度は高い

古田がなぜlotsfulにジョインしようと思ったか、などは自己紹介を参照ください。

■入社して感じたギャップ

入社して感じた大きなギャップは、今まで所属してきたどの組織より目標を達成するために変えられる要素変数)が多いということです。
今まで大きな組織の一員として働いてきました。組織が大きくなると分業化が進み、良い意味でミッションが絞られ洗練されていくという組織改革が進められます。
一方で分業化が進むことで責任範囲が絞られてきました。
自分たちの責任範囲が絞られ、明確な線引きがされることで集中できるメリットもあれば、「それは開発部の管轄だから変わらないものとして考えよう」「営業部が考えることだから一旦スコープアウトしよう」など、目標達成のために変えられない要素(定数)が増えていくということにもつながります。

lotsfulを含むスタートアップ組織においては、一人当たりの責任範囲が広く目的達成のための手段の幅がかなり広いということが大きなギャップでした。
大きな組織にいた私は「変えられないもの」と捉えていたものが多く、仕事をするうえでの自分の常識をアップデートするのに苦労しました。。
自由度が高く手段が多いので大変なことも多いですが、目標達成のために手触り感を持っていろいろ進められる環境に非常に充実感を感じています。

■2つの学び

この半年間でいろいろな学びを得ましたが、特に大きな2つの学びをお伝えしたいと思います。

①物には時節

-物には時節(ものにはじせつ)
物事をするには、それに適した時期があり、これをはずしては成功しない。

「ことわざを知る辞典」から引用

入社した私はやる気に満ち溢れ、色々やりたいことを考えていました。
そして、事業責任者と話しながらやりたいことや、やらなければいけないことをすり合わせていったのですが、問われたのは「今やるべきかどうか」。

例えば、面接の評価基準を定めて面接官ごとの採用基準のバラツキをなくす採用フローを定めることをしたいと思っていましたが、今の事業フェーズだと個人のご経験をもとに新たなポジションを生み出す可能性もあり機会損失につながることがあると気づきました。
他にも営業メンバーの個力アッププランの検討や社内の情報管理ツールの導入などいろいろ検討しましたが、「今やるべきか?」の問いの答えはどれも「NO」だと思いました。
事業を盤石にし、よりスケールさせるために今必要なのはlotsfulにマッチしている方から応募いただくことであると事業責任者と再すり合わせし、lotsful内の魅力の整理やコンテンツ作成、魅力を外部に発信して認知度を上げることをミッションとして進めています。

大きな組織ですでに実現されていることは、その時の課題の順序があって実現されてきたはずです。
本当にこのタイミングで進めるのが最良なのか?
常に自分に問うていきたいと思います。

②事件は現場で起きている

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」

劇場版『踊る大捜査線』(THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間)より引用

みなさんご存じの名台詞です。織田裕二さんがパトカーをバックに叫ぶ姿はかなり印象的でした。
まさに人事という立場は「現場抜きで会議室で議論だけをしている人」になりかねないと感じています。

人事という役割はどの企業にも大抵存在します。
それゆえに事例やノウハウも少し探せば山ほど転がっています。
それらを見ていると、「他企業での成功事例をすぐマネしたい!」という気持ちが毎日ふつふつと湧いてきます。笑
(上記の私が検討した施策もまさにその典型だったと思います。。)

しかし、そういった事例はその時に起こっている事件に対して適切な施策が実行できたからこそ成功しているだけであり、起きている事件が違うにもかかわらず施策だけをマネしてもうまくいくはずがありません。
人事は現場の最前線にいるわけではないので、意識して現場で起きていることを見に行かないと想定外のことが起こっている場合だってあり得ます。
その実態を知らずして施策を議論しても、組織にいい影響は与えられません。

現場とのコミュニケーションを大切にし、実態を知り、現場で何が起きているのかを解像度高く把握することを日々徹底するとともに、今後は現場の実態が吸いあがってくる仕組みづくりを進めたいと思っています。

■これからやっていきたいこと

メンバーのみんなが「仕事に夢中になれるような環境づくり」をしていきたいと思っています。
半年間過ごしてきた中で、lotsfulのメンバーは全員lotsfulのことが好きで、純粋に「キャリア副業」の世界観を実現したいという想いを持った人ばかりだと感じています。
そんなメンバーの日々の頑張りが報われる仕組み創りや、事業の成長と個人のWillがつながっていると実感できるような組織運営を実現することで、みんなが仕事に夢中になれる環境を創っていきたいと強く思っています!
来期に向けて諸々準備中のため、どんな施策を実行したのかは追ってご報告できたらと思います。

■最後に

そんな自由度が高く想いが強いメンバーと一緒に夢中で仕事を進めてくれる仲間を大募集しています!
事業としても大きな成長期にあり色々なポストが生まれるとても面白いフェーズです。
少しでも興味のある方はぜひご連絡ください!カジュアル面談からでも大歓迎です!
一緒に副業市場とlotsfulを大きく成長させていきましょう!


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