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フランス パティシエ日記①

私が渡仏して
最初の3ヶ月を過ごした
アルザスのパティスリーでの1日をご紹介します🍰



am 4:30 起床

   



お店の2階に部屋を借りているので
通勤時間は20秒。

朝ごはんは後でみんなと一緒に取るので
軽く身支度をするだけでOK。
 
てなわけでめっちゃギリギリに起きてました。
ルームメイトにも遅刻しないか
よく心配されてました🤭



am 5:00   お仕事スタート✨️

このお店では
・パティスリー🍰
・ブーランジェリー🥐
・トレトゥール🥙
・ショコラトリー🍫
の4班に分かれています。

私はパティスリーとトレトゥールしか経験がないので、その他の班はあまり詳しく書けません😅


パティスリー班
まず前日の在庫から
今日お店に並べる数と
卸しているカフェの発注書を確認し
ケーキを冷凍庫から出します。

解凍しながらフルーツやチョコの飾りなどを施し、
ケーキを仕上げていきます。

仕上げが終わったら軽く片付けをして、
仕込みに使うピューレを解凍したり計量を始めます。



ブーランジェリー班
パティスリー班より1~2時間早く出勤し、
前日から発酵させていたパンを
ひたすら焼いて仕上げていきます。
ミルフィーユに使うパイ生地も一緒に焼いてくれます。


トレトゥール班
traiteur…お惣菜や軽いランチメニューを指します。
パテや生春巻、サーモンのムースなどの仕上げと
ランチの下準備をします。


am 8:00   朝食休憩

パティスリー班は8時になると休憩です。

焼きたてのパンやケーキなど
お店にあるものはなんでも
好きなものを食べられます!最高😍

ここのクロワッサン好きすぎて
ほぼ毎日食べてました🥐🥐🥐
そして無事太りました!!

その他の班も作業が終わり次第
休憩を取っていました。

ショコラトリー班は遅め出勤なので
この時間にみんな来てました。


〇バゲットにサラミとチーズを挟んだサンドウィッチ
〇大好きなクロワッサン🥐
〇シナモンクランブルが乗ったブリオッシュ
+大きなカフェオレボウルでたっぷりのミルクティー


am 9:00   仕込み

休憩が終わると
その頃にフルーツやその他材料の
納品が終わっているので
みんなで片付けます。


それが終わると
・生地を仕込んで焼く人
・ムースやその他細々系を仕込む人
・機械を使ってケーキをカットし、番重に片付ける人
・ピストレをかける人

などに分かれて仕込みをしていきます。


午前中のチームは
その日にやる仕込みを
一覧で書き出したりしないので
何をするかはチーフに
都度聞かないとわかりません(やりずらい…笑)

ですが、わりと大きめなお店で
ラボとは別の場所にカーヴ(倉庫)を
所有していることもあり
かなり在庫に余裕はあったので
仕込みものんびり取り組めました。


ちなみに、
パティスリー班だけは午後シフトが存在します。
pm1:00-8:00 で
主な仕事は
マカロン、エクレアの仕込み、
午前中に終わらなかった仕込みの引き継ぎです。

若手メンバーで組まれるので、
色々ユルいところはあったけど
めっちゃ楽しかった〜!😆


(フランス語ができない)
私がさせてもらえた仕事は
基本的に誰かに付いて計量したり、
型の準備をすることなど。

パティシエ1年目を思い出しました🫣


トレトゥールの時は、
ランチの仕込みをしてから
次の日の惣菜の準備をします。
ランチがスタートすると
オーダー担当と仕込み担当に分かれて作業します。


ちなみにシェフは
もう第一線から退かれており、
いつも昼前にふらっとやってきて
洗い物をしたり
ひたすらリュバーブを切ったりしてました笑

仕事中の空気もみんなのんびり穏やかで
日常会話多めのアットホームな職場でした。


ドイツに近いエリアにあったので
ドイツ人の研修生を受け入れることが
多いこのお店。

フランス語🇫🇷
ドイツ語🇩🇪
英語🇬🇧
日本語🇯🇵
アルザシアン語が飛び交う
カオスな環境ではありました。笑

以下使い分け↓
ここでの公用語はフランス語です。

でも社員のほとんどの方がドイツ語も話されます
→アルザスの人はだいたいそうらしい。

アルザシアン語はアルザスの方の方言。
ベテラン勢が意地悪で話してきます笑
何も聞き取れん😵

英語は私がフランス語で話せないことを説明したり、
ドイツ人の研修生とコミュニケーションをとる時に使ってました。

日本語は、
在仏の日本人の先輩がおられたので
その方とお話する時に。



午後チームがそのまま仕事を引き継ぐので
掃除はせずに、
定時きっかりでみんな帰ります。
これがフランスの最推しポイントです✨️


pm 1:30   昼食

1時に仕事が終わり、お昼ご飯の時間です。
火~金はお店でランチメニューを出しているので
残っていればそれを賄いとして食べられます。

最高🥰

フランス/アルザスの家庭料理だったり、
アジアンテイストの入った料理だったり。

中には食べてみて苦手だなぁと思うものもありました。でもこれもまた良い経験👌

売り切れてしまったり、
ランチ営業のない日は
トレトゥールやパン、ケーキなどを食べてました。
昼はあまり自炊しません。笑

鶏肉とさつまいものソテー


pm 2:30   自由時間

洗濯したり
勉強したり
お散歩したり
推し活したり…

日本で働いていた時よりも
かなり自分の時間が増えたので
のんびり過ごしてました。


渡仏して1ヶ月くらいは
言葉や時差、サマータイムへの切り替わりなどで
1日7時間働くだけで疲れてしまい
ご飯食べたらお昼寝してることが多かったです。



だんだん慣れてきたと同時に

語学やらないとヤバい!!!!と思い

2ヶ月目は受験生レベルで
仏語の勉強をしていました
(渡仏前にもっとやっとけ←)


その頃住んでいた街は小さいですが、
とても綺麗なところで
気分転換と運動がてら
お散歩もしょっちゅうしてました。


日本にいた頃は
歩くのも外に出るのも
嫌いだったので大きな進歩です✨️

水路のある可愛い街です


pm 7:00   シャッターを閉める

これ、めちゃくちゃ大事なんですよ。
絶対この時間にやらないとダメなんです。

日本よりも日照時間の長いヨーロッパ。
サマータイムに入ると
8時をすぎても外が明るいので
どうも寝る気分になれない…

強制的に自室を真っ暗にして
寝る体勢を整えていきます。


pm 7:30   夕食

夜は基本自炊してました。
朝昼しっかり食べてたので
テキトーが多かったですけどね。

                                           

定番メニュー                                  
・野菜たっぷりのスープ
・ご飯orバゲット
・トレトゥールからもらったパテの切れ端


なるべくお金をかけたくなかったので、
お店から拝借したものと組み合わせて
フランスらしい簡単なものを作ってました。

B型なので同じものを食べ続けても
あまり飽きないのも節約には向いてる点ですね。



pm 8:30   シャワー

ルームメイトが寝るの早い子だったので
私はいつもシャワーは遅めの時間に使ってました。
キッチンも同様です。



pm 9:00    自由時間

アニメを見ながら
ストレッチやマッサージをしたり、
勉強の続きをしたり
ダラダラゴロゴロしてました。


日中の勤務時間が短いので
夜に寝落ちすることが減り、
夜活が捗りました。


これも嬉しい効果です♡


pm 10:30   就寝

次の日も早いので
なるべく日付が変わる前に
寝るよう心がけてました。

慣れてくるとどんどん遅くなって、
3ヶ月目には12時半とかまで
起きてましたけどね笑




こんな感じで、
ゆるゆるのんびりと
アルザスで3ヶ月を過ごしました。

今思えば
そのまま住み続ければ良かったなぁと思うくらい


この街もお店も人も好きになれました

素敵な場所です。

ここが私のアナザースカイ。笑笑


いかがでしたか?
日本で働いていた頃とは
全然違う暮らしになりました。


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