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人生で1番の絶望を味わってもスタジオに就職し直した理由

こんばんは、げんたです。

記事を書くのはおおよそ1年半ぶりぐらいとなります。ようやく仕事に慣れてきて、自分の考えをまとめる良い機会だと思いこの記事を書きました。

昔の記事を見てもらえば分かるように僕は一度スタジオに就職し辞めてしまいました。何故辞めたのか気になる方は以前の記事を読んで頂ければと思います。

あまり思い出したくない内容ですが、僕が体験したリアルな体験談なので、スタジオに入るか迷っている方には参考になるかもしれません。


前回のスタジオを辞めた後、アルバイトをして生計を立てながら、次の動きを考えていました。あれだけ辛い思いをしたスタジオに入り直すのか、またはアートディレクターなどで現場を違う形で見れるようにWebデザイナー系の職場に入るかなど模索していました。

僕は今までの人生経験で人より多く失敗してきて、打たれ強さはあったほうですが、それでも前回の職場で半分鬱状態になるぐらいまで落ち込みました。

出来ればスタジオから目を背けて、違う職場に行きたいという気持ちがありつつも、自分の写真が自分の求めるクオリティまで上がっていないのも分かっていました。

またあんな思いをするのはしんどいけど、もう一回チャレンジした方がいいけどどうしようと迷い、身の回りの頼れる方々に始めて相談をしました。



そして、タイトルを見てもらえば分かるように僕は現在、別のスタジオへ就職しおおよそ1年が経ちました。結論から言うと再度挑戦して本当に良かったと思っています。

何故、また就職して良かったかとざっくり一言でいうと、業界の知識が深まったからです。細々としたメリットでいくとライティングが分かるようになったり、第一線で活躍しているカメラマンの現場のアシスタントで入れたりなどなど色々なメリットはあります。

職種上外部に話しても良い事が少ないので、多くは語れませんが、この仕事をしている人はこういう経歴を経て今ここにいるんだとかが分かるようになったのが一番大きいかなと思います。

そこの部分を見ると見ないとでは、大きく自分の動き方が変わると思います。前回の職場でも3ヶ月弱働いたので、分かった気になっていましたが全然浅はかだったと痛感します。

令和になったこの時代でも直アシといわれる、いわゆる弟子入りをする理由がそこにあります。直アシをする一番のメリットは師匠がやっているジャンルの仕事をもらいやすいということだと思います。



インスタグラムなどSNSで写真が上手な方は増えましたが、この業界は閉鎖的で担当者との繋がりなどがとても大事です。

ただもちろん、アシスタントについたから100%成功するかというとそうでもありません。途中で飛ぶ人もいれば、独立しても仕事をコンスタントに受けれずに就職し直す人だっています。

それでも確率論でいえば、スタジオマンから直接独立した人やスタジオマンや直アシを経験せずにカメラマンを目指す人よりも仕事を貰える確率が上がります。



そういった体系を知るだけでもこの一年間スタジオで働いた意味はあると思っています。また、ライティングに関してもそうです。

ライトのアクセサリーの組み方が分かったとて根本を理解していないと、ライティングが分かるとは言えません。

当たり前だろと思うかもしれませんが、自分でライトを組んで写真を撮らないことには知識は深まりません。現場に入って分かった気になっているスタジオマンも大勢います。



ライティング講座など開かれている場面をたくさん見ますが、0→1への初心者の方にはとても良いと思いますが、1を2や3に変えようと思うと、何回講座に通おうと、自分での実践をしないことには一生成長しません。

まずは実践してみるなんて聞き飽きたかもしれませんが、実際そんな当たり前の事を出来ている人なんて本当に少数です。

僕はスタジオマンに改めてなって良かったと思っていますが、読んでいる方全員になって欲しいと言っているわけではありません。

ただ、今一度自分が撮る写真で何を成したいのかを考えて欲しいなと思います。本気で写真を仕事にしたいのであれば、自分の今のやり方で何年後に仕事になるのか?そもそも本気で写真を撮っているのか?自分に問いかけて見てください。



写真に正解は無いとか擦られた言葉がありますが、確かに写真自体に正解も失敗も無いと思いますが、自分の行動には少なくとも正解と失敗はあるはずです。

僕は日常の記録としての写真も、旅行などの思い出の写真も好きです。ただ楽しむだけの写真の撮り方もありだと思います。しかし、本気で写真に取り組む以上この業界に飛び込んで良かったと思っています。

一度大きな失敗をしたぐらいで諦めなくて良かったなと心から思いました。だから、もし読んでいる方が今、何かに大きな問題に当たって負けたとしても次の動き方次第でそのマイナスを再びプラスに出来ると伝えたいです。



ここまで読んで頂いてありがとうございました。

それでは、また。

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