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ワークショップの成否を決める、事前準備と共通認識。チームと個をどれだけ、結び付けられるか?【読書:なぜ、人と組織は変われないのか】

おはようございます!

ゆったりとした月曜日を迎えられたことに、今週もやるきアップな感触を得ている今日この頃です。


さて、今日も読書メモの回です。

『なぜ、人と組織は変われないのか ハーバード流自己変革の理論と実践(ロバート・キーガン/リサ・ラスコウ・レイヒー/池村千秋)』


前回は、第1回のワークショップから、「その機会を、どのように活用するか?」がテーマでした。ワークショップのゴールとコミュニケーションにおけるルールを定めることにより、共通認識を持った機会の創出を図っていました。


今回は、ワークショップをより有効にするための‟打ち手”を観ていきましょう。


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有効打は共通認識から

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ワークショップを円滑に進めるためには、全員がある程度同じ枠組みの中で議論を進めていく必要があります。それこそが、「共通認識」です。

チェトのチームの場合、コミュニケーションが課題となっていましたので、以下の2つの問の共通認識を持ちました。


① 有効なコミュニケーションとは何か?
② コミュニケーションの質を高める目的は何か?


問の形式をとったのは、チームとしての学習と生産性の向上をコミュニケーションの中核的な目標と位置付けることで、全体を一枚の絵として描くためです。

さらに深めるために、「コンセンサーチェック(共感度チェック)」も行いました。


メンバーに、全体として描いていてる一枚の絵が、「自分たちの目的を達する上で適切か?」、「コミュニケーションの設計図として受け入れられるか?」を確認しました。


メンバー間の合意形成をすることにより、活動するための土台:何が好ましくて、何が好ましくないのかの基準を明確にし、チーム全体としての学習の目的としました。


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活動を継続するために

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この合意を得た状態で止まってしまっては、三日坊主になるのは目に見えています。それは、個々の免疫マップに行動が由来するからです。

それでも、最初に明確化すべき意義として、免疫マップの出発点を明確にし、その後の個々の阻害行動、裏の目標との矛盾を探るためです。


この矛盾は人によってそれぞれです。

自分にとって、必要な要素は何か?を各自が割り出し、「自分のどういう点を改善したいか?」を個々にワークショップをします。

その後、メンバー間で、秘密の保持/ペア制度/チーム全体へとアクションを切り替えながら、メンバー間の意見交換へと移行します。


この際のメンバー間の改善目標にコメントする際には、「トントンルール」を用いました。ドアノックをするのと同様に、断る意思も自由に全面的に認めるというルールです。


共通の問いとして、以下のものを設定しました。

もし、あるメンバーがその人の第一枠の目標に向けて進捗をしたら、チーム間のコミュニケーションを、チームの学習を生産性を改善させるか?


「第一枠の開示」をしたことにより、全員の前で質問し、全員の前で答えました。

そこでの修正を加えることにより、さらにチームと個の課題が結びつき、2枠目移行が深められるようになります。



チームでのワークショップを進める際に、大枠としての共通認識をもつことで、方向性を定めることが有効であることは学びました。

その前段階として、チームのGoal設定をし、このワークショップにおけるルールも明確にしていくことが重要であることも。

事前準備を徹底的にし、チームで考え、個に落とし、自己開示からの他者理解、そして、チームとの結びつきを作る。


この一連の流れがワークショップなのだと、改めて学びました。



今日も学んだー!!

ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

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講内 源太


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