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個人での変革は、組織の変革と結びつくのか?アプローチをつなぐ手法を学ぶ!【読書:なぜ、人と組織は変われないのか】

おはようございます!

今週は台風が直撃するというニュースもありつつ、穏やかに過ぎ去ればいいなぁと心から願う、今日この頃です。


さて、今日も読書メモの回です。

『なぜ、人と組織は変われないのか ハーバード流自己変革の理論と実践(ロバート・キーガン/リサ・ラスコウ・レイヒー/池村千秋)』


前回までは、個人レベルでの変革への道のりを確認しました。

キャシーの変革は、ある意味劇薬ではあったものの、ステップを踏んでいても、同様の結果をもたらしたと著者は述べています。それは、自身への内省をひたすらに繰り返したのち、外へ向けたアウトプットの質の変化を生む(著者は「知性の発達」という)が行えるように仕向ける仕組みがあるためです。


デービッドの例も、キャシーの例も、特別な例ではないのです。仕組みがあるからこそ、この程度の変革は可能であると著者は述べています。

だからこそ、組織の環境や国籍、年齢、性別、業種に左右されることはなく、誰でも可能になるのです。


大切なことは、ひとりでには絶対に起きないということです。

これには、知性の発達が必要です。


‟良い問題は人を育てる”


この問題に向き合うことにより、知性の発達が起き、それまでのフィルターを客観視できるのです。そして、視野が広がり、世界に対してのアプローチに変革が生まれます。


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個人から集団での変革ストーリーへ

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デービッドやキャシーの例を観て、個人レベルでの変革ストーリーは確認をしたと思います。では、集団でも同様の効果を生むことが出来るのでしょうか。

今回からは、集団にフォーカスをして観ていきましょう。


例として、キャシーの職場チームが紹介されています。


上級マーケティング部門が設立され、チェト(リーダー)やキャシーが選ばれました。このチームの課題は、1回目のチームの新薬販売に関するマーケティングの失敗を取り戻すことでした。


メンバーは、リーダーでもあるチェトのチームから半分、別のチームから半分という割合で形成されました。チェトは、大抵のM&Aがぶつかるように、チームの融合に課題があることを理解していました。


それは、チェトは細かな指示を出すタイプであるのに対して、別チームは放任タイプであるという仕事の進め方からも生じていました。

そこで、外部コンサルタントを介して、個人・集団での免疫マップを作成し、相互の関連付けを行うようにしました。内容としては以下の通りです。


期間:6カ月

・2日間のワークショップ+1日ワークショップ

・個人ごとのコーチング

・現状調査:プログラムの効果判定

・終了後の面談


多大な時間とエネルギーを消費することから、「投資」と呼ぶようにチーム内での共通認識を持ちました。




明日以降は、ワークショップ含めた内容が、集団でどのような効果を発揮したのかを観ていきましょう。

それにしても、変革をもたらすためには、やはり、時間とエネルギーをどの程度割けたかに依存するのだろうと改めて感じました。

外部コンサルタントでも半年間と銘打っていることから、ド素人の僕たちがもたらそうと思えば1年以上かかることを理解して、その間、折れずにそこに投資できるかはカギでしょう。


今日も学んだー!!

ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

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講内 源太


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