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人間機械論―人間と機械(システム)との折り合い(調和)について―

―ノーバート・ウィーナーの「サイバネティックス原理」と その社会現実化事態への対応の模索― はじめに  ノーバート・ウィーナーは、機械(システム)は人間のために、道具として有効に利用されるべきであると主張した。また、人間の尊厳の問題として、人間が、機械化されたり、機械(システム)の動力源になったりしてはならないと主張し続けた。本レポートは、人間と機械の折り合い(調和)について考えたものである。建築(物)「機械・システム・道具」と人間との関係に見られる「調和」の問題を考察した

    • 人間機械論 ―人間の人間的な利用―

      サイバネティックスの父、ノーバート・ウィーナーが一般知識層向けに書いた『人間機械論』の改訂第二版  本書は最先端の科学理論自体の難しさと高度な内容を一般向けに解説することの難しさという、二重の困難さが宿命付けられた本である。さらに言えばこの手の本は読み手の高い知識と教養と問題意識を必要とするものである。  私は、あまりにも浅学の者である。その読解力の欠如に四苦八苦することは当然のことであった。したがって、本レポートは私の読書混乱記である。この本を介した私のサイバネティックス印

      • 日本人とは

        一、 日本人とはどういう人々のことか  日本は、「移民」集団の融合・発展を基盤として成立している国家であり社会の典型をなす。「日本」(人)の成立をどこにおくかは難しい。明治維新をもって、近代国家としての日本成立とするという点では一つの見方として成立する。しかし、「江戸時代」ではすでに立派な国家として成立している。この江戸期300年余りの期間に「日本」(人)というものが成立・構造されていったことは間違いのないところである。足利・室町時代において、日本(人)というものの基本型が

        • 【落合陽一×宮台真司】人類をアップデートせよ MEMO

          ・法の奴隷、言葉の自動機械 ・定住社会が生み出した法、移住社会は共通感覚と仲間意識 ・法によるヒトの劣化、感覚を法に依存するようになる ・ヒトのシステムの一部化 ・定住社会と法による劣化によって生み出された「祭り」 ・天気予報によって失われた「天気を予想する力」能力 ・マスメディアによって自分の目で「みる能力」も劣化した ・アートや偶発性に感じる心や感覚はシステム外にあるヒトとしての能力 ・シアターによる芝居の劣化 ・劇場へ足を運ぶ所から芝居のプロセスは始まっていた →ラーメ

        人間機械論―人間と機械(システム)との折り合い(調和)について―

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