〈面接〉準備していない質問に人間らしい反応をすることってメリットあると思う

手応えのある面接とは、どういうものか。

自分なりに思い起こしてみると、内容はともかく、
会話のやり取りがスムーズだったような気がします。 

「コミュニケーションが重要」
という言葉にまとめるのは簡単すぎる気がするので、ちょっと考えてみました。

よく、質問されたら即座に答えないといけない、と思ってる方がおられますが、
私の考えとしては、それはNOだと思ってます。

「あなたの強みと弱みを教えてください」
に対して、うーん、えーっと、と、なってるのは問題外として(そこはさすがに準備しとこ)

面接官:「これまでの経験の中で、最初はつまづいたが、逆転して成功した業務やプロジェクトがあれば、具体的に理由も添えて教えてください」
(これもよくある質問に入ると思いますが、準備できていなかったと想定して読んでいただけますと幸いです!)

なんていう質問に、

「はい、それはですね〜。○○という業務で・・・」

と、間髪入れずにスラスラ答えられる人、そうそういないと思います。
(もちろん、ちゃんと準備してる人は、内容に応じて、ぱっと答えられると思いますが)

一瞬でも、頭の中がぐるぐるしますよね。
伝えたいポイント(ゴール)を整理し、記憶を辿ったり、話の構成を組み立てたり。
たった数秒でできる場合もあれば、少し間があくこともあると思います。

ここで、早く答えないと!と焦ると、
1から10まで時系列に話してしまったり、
行ったり戻ったりして、ただただロングトークになってしまいがちです。
(ロングトークの件はまたいずれ書きたいと思います)

で、結局なんなん!!(何が言いたいの?という意)
と思われてしまうことも。

だから、あえて「間」を作るのも良いと思います。
面接官も鬼ではありませんので、多少の「間」は想定内です。
「間」がなく、すぐに答えはじめたはいいものの、無意味なロングトークになる方がやばいと思います。

とはいえ、うまく答えられずに頭が真っ白になることもあると思うし、そんなのないよー絞り出さねばー。
なんてこともいっぱいある。

そういうとき、私はいつも

「少し前のことになるので記憶を辿りますね、...(笑)(笑)」

とか、

「当時は、確か、、」

とか言いながら、顔を斜め上に傾けます。
右上でも、左上でも、両方でもよいかと。

そして、発してる言葉はなんでもいいかと。

ポーズとして、

【心の声】
ぱっと答えられませんが、誠心誠意、ちゃんと記憶辿ってしっかり伝わるように答えたいのです!
だから少しお時間いただけると助かります!
でもこういう咄嗟の状況にも、ちょっとラフに隙を作って親しみやすさも見せつつ、ちゃんと対応できますってアピールはしたいなぁー。

みたいなことを伝えたくて無意識にとった行動でした。

ここからは私の勝手な妄想と価値観の領域ですが、
面接って別にテストじゃないと思ってるんで、完璧100%の回答なんて誰も出来ないですよね。

面接官が知りたいのは、その人の対応力や人柄だったりすることもある。
(いや、ある程度内容も重要だろうけど)

咄嗟の質問に、どう対応するか、どんな態度に出るか。ここだけでも押さえておく。
そして、そこに人間らしさ、親しみやすさ、みたいことが出てたら、相手も親近感を感じてくれたりするのでは?
という考え方です。

言葉と、非言語の部分(表情、しぐさなど)を総動員して、

私はあなたの質問に一生懸命答えようとしてます!

みたいな雰囲気を醸し出してます。


さっきの、

「少し前のことになるので記憶を辿りますね、...えへへ〜」

みたいな時、感じの良い面接官なら、一緒に微笑んでくれたり、うんうん、といった反応をしてくれることが多かったです。

もちろん、ぶすっとしたままの面接官もいますが、そういうのは、とっつきにくくて、ちょっと合わない環境かな、と考えますので、会社を選ぶ判断にもしています。

仕事って、全てが完璧にやれることばかりじゃないですよね。
ロボットみたく、無駄のない、聞かれたことだけ機械的に答える。でなく、
コミュニケーション取りながら作り上げる仕事も多いので、人間らしい自然な反応を挟んでみると、案外うまく良い面を見せることができて良いのではと思ってます。

(最近のSiriやアレクサは、柔軟に、そんな反応してくれるの?みたいなことも多いですけど)

というわけで、手ごたえのある面接とは、
少しの「間」と、多少の「笑」と、
ちゃんと答えたいという非言語の「態度」みたいな

人間らしい自然な反応をして、相手と違和感なくやりとり出来た時

にうまくいってたなぁ、という個人的印象でした。

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