虚無の世界
あの日から世界は変わった。全ての金が銀に変わるように。銀はアルミへ、銅は土へ。紙幣はただの紙切れとなり、赤子の涎を拭ったり、宙を静かに滑空する飛行機くらいにしかならない。
この現状をある人は嘆いたし、ある人は神の裁きだと天を仰いだ。
どんなに時間が過ぎようとも、この世界は変わりはしないと思っていたが突然に変わったりもするものだ。
瞬きをした次の瞬間に、この世界は僕の知っている世界ではなくなっていたのだから。
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1,199字
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短編の詩集です。
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