届かぬ便り
「僕の屍を越えて行け」
アナタが戻る事はないのだろうけれど、その声が決して遮られたものではない事は私が知っているよ。
けれども残された箱庭には口無し達が嘆いています。
きっとそれは口無しのようで口無しでない者達なのかもしれないけれど、そんな嘆きはきっといつまでも……少しずつ聞こえなくはなるかもしれないけれど、小さな囁きへと変わるかもしれないけれど……
きっと、きっと、いつまでも残る事でしょう。
それがこの世界だから。
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1,047字
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短編の詩集です。
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