すべての命が等しいならば
朝、起きたら脚が六本になっていた。
そんなような事が冒頭から語られて話が展開していく内容の小説を昔読んだ事がある。
母や父はそんな主人公を隠し、妹は怯え、最後は……
悲しいやら
虚しいやら
何だか遣る瀬無い
姿形は変われど、自分達の息子だったはずなのに。
当時の私はこう思った
「やっぱりすべての命は平等ではないのだな」
思い返せば人生ずっとそうだった。
人間皆平等と育てられるこの国、日本
気付けば平等に平等にと頭に槌で杭を打たれるように
学校の授業
道徳
平等に
平等に
平等にと笑顔で人種も家柄も関係ない、人間皆平等!!と説いている先生も、成績優秀者を優先し、贔屓し、平等を忘れさる。
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1,492字
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