絶望の果てには

 もう良いじゃないか。全て全てどうでも良くなった。ここには鳥も飛ばないし、水面が輝き空を反射する事もない。絶対的感覚、マトリョーシカ。
汽笛のように鳴らす喉笛は、壁に反射して自分の耳が振動を拾うだけだ。
誰もいない。どうでも良いのだ。もう既に。

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短編の詩集です。

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