言葉が変われば人は変わるのか
あの頃綴った詞に嘘偽りはないじゃないか。
詞というのは、日本語というのは曖昧で、言葉の意味の中にあるその人の真意というものが紛れ込んでいたりもする。
" 愛してる " という言葉が奏でた詞達の中に、本来の " 愛してる " が入った詞がいくつあるのか……
それは私達に知る術はないし、きっとこれからも永遠に解き明かされる事はないのだろう。
だから今君が目にしているこの詞も、沢山の意味があるのかもしれないし、何の意味も持たないただの " 文字の羅列 " でしかないのかもしれない。
これは私にしかわからない事だろうし、それを誰かへ
「この詞の真意はこうだったんだ」
などと語る事もない。
語られる事は時に興味や希望や願望、そして探究心を擽るかもしれないが、それこそ、その場だけの感情の揺らぎにはならないだろうか?
だから、私は語る事を野暮だと思ってしまうのだ。
だからこそ今一度思い出して欲しい。
ここから先は
1,051字
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33843627/profile_9233f531062c57289c9f4d6fde8d9244.jpeg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
一話完結(たまに前後等でリンクするお話有り)のお話を毎週金曜日20時に配信しています。
一度ご購入頂ければ、現在配信中の全てのお話を読む事ができます。
THE CONNECTIVES
¥1,500 / 月
短編の詩集です。
いつも応援有難う御座います。竹渕はいつも皆様に支えられています。これからも生きる。