未来の話をしよう

 「これから起こる未来の話をしようか」
見知らぬ男が僕の前に立っている。
ネオン管で青やピンクに照らされた部屋の中、僕はかなり柔らかいソファに座っていた。頭がボーッとするし、身体に力が入らない。声を出そうとしても上手く息が吐けない。ここは一体どこなんだろうか。
「聞いてるか? ……こりゃ少し薬が強すぎたか」

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短編の詩集です。

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