何もないけれど、それでも良いと思える日常

 今日も生きている。
 何もないけれど、それでも良いかな……なんて考えている。
 子供の頃、何もない一日が退屈で、何かをしたくて堪らなかった。
 一日が過ぎるのが長くて仕方がなくて……たった十分が無限にも思えてくるようで、何だか不安にも感じた。
 体調を崩して眠っていた月曜日、一生この月曜日から抜け出せない、閉じ込められてしまったんだと錯覚する程に。
 でも今、こうして大人になって思う事がある。
 " 何もない " そんな一日も良いものだ……と。

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1,308字
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短編の詩集です。

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