【詩】晩秋の散歩
防虫剤の匂いを漂わせる
ジャンパーを羽織り
ドアの鍵を締めた
下弦の月が音もなく照らすのは
夕立を掬った窪みから
乾いた地面を濡らす無数の靴跡
窓の奥を眺める
車の気配さえない
4車線を挟んだ向こう側
コーヒーの減りがやたら早い
木枯らしを待ち遠しいと
今まで思わなかった
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防虫剤の匂いを漂わせる
ジャンパーを羽織り
ドアの鍵を締めた
下弦の月が音もなく照らすのは
夕立を掬った窪みから
乾いた地面を濡らす無数の靴跡
窓の奥を眺める
車の気配さえない
4車線を挟んだ向こう側
コーヒーの減りがやたら早い
木枯らしを待ち遠しいと
今まで思わなかった
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