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自宅で簡単に出来る薬膳スープ。四物湯鍋を作ろう!!

今回は、家でも簡単にできる薬膳鍋です。

その名も、四物湯鍋です。

四物湯とは?

上の画像の生薬が含まれて構成されるのが、四物湯です。

補血薬の基本となる処方で、顔色が悪い・皮膚がカサカサ・爪や唇の色が悪い・目がかすむ・動悸・ふらつき・筋肉の痙攣・女性においては貧血・月経不順にも用いられます。

四物湯の中の生薬は、どんな作用をするのか??

四物湯の主薬は、熟地黄であり、当帰芍薬は糖・タンパク質・脂質・ビタミンと豊富な栄養が含まれます。そのため、滋養強壮に働き、全身の栄養状態の改善・内分泌機能・神経機能にも作用するといわれます。

当帰・川芎は活血という血の巡りにも作用します。そのため、血管拡張作用を通じて栄養を各所に運びます。

芍薬は、鎮痙作用があり、芍薬・当帰・川芎は鎮静作用も示します。

当帰には、ビタミンB12・ニコチン酸・葉酸なども含まれるので、貧血にもおすすめです。

また、当帰の精油成分には子宮の収縮を抑制し、非精油成分には子宮収縮を強めるという両方に作用します。そのため、婦人科疾患において使いやすい漢方薬となります。

どうやって、作るのか?? 一番美味しい作り方とは??

四物湯鍋といえば、台湾の家庭料理の一つです。

そんな薬膳スープは、耳慣れないので作るのが面倒・・・。そんな風に感じる方もいるでしょう。

実は、意外と作り方は簡単なのです。

生薬は、漢方専門店またはネットから購入しておけば、ほぼ用意は完了です。

後は、お好きなお肉で構いません。

今回は、鶏肉である手羽元が骨の出汁も出るので、こちらで紹介しましょう。

四物湯鍋は、
鶏肉240g・生薬(当帰・熟地・川芎・芍薬)各5g・純水600ml

45分から60分間煮詰めればできあがりです。実は、加熱時間で美味しさが変わるのか??

そんな検証もあります。

その際の加熱時間は30、45、60、90分とし、スープは加熱終了後1000mlになるようにしました。

すると、旨味成分のイノシン酸が多く含まれるのが、なんと45分だったのです。他の旨味成分が豊富なのは、全体的に60分という結果になりました。

逆に、煮れば煮るほど旨味があるのでは???

そんな考えに行き着きそうですが、90分間加熱すると逆に旨味成分は少ないという結果になりました。

まとめ

実際に、作って食べてみた!!かなーり濃い色となりました。

感想は、台湾の家庭料理でもあって、まるで台湾旅行でもしてきたかのような味となりました。少し注意点は、味付けをきちんとする事です。

作る際に、漢方の味を強めに出したかったので、薄味にしすぎた事でしょう。それでも、中々美味しく出来たのではないかと思います。

試しに、子供にも食べさせてみたら、美味しいといって食べてくれました。

以上、参考になれば幸いです。

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