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いまさら聞けない葛根湯!!葛根湯って、風邪薬??他の使い方とは??

今回は、漢方薬と言ったら、大概の人が最初に思いつくのは、葛根湯です。

でも、実際に葛根湯って、なんなのか!?知らない人は、意外と多いのかなって思います。

そのため、漢方薬の超有名な葛根湯を解説したいと思います。

葛根湯って、なに?結局、どんな作用?

まずは、葛根湯の中身に注目したいと思います。

葛根(カッコン)・桂枝(ケイシ)・麻黄(マオウ)・白芍(ビャクシャク)・炙甘草(シャカンゾウ)・生姜(ショウキョウ)・大棗(タイソウ)

んんん!?なにこれ?こんなの入ってても、何が何だか分からないよー。

漢方の生薬の勉強をしてない人は、そう思うのが当たり前です。それでは、細かく説明をしましょう。

麻黄桂枝は、汗をかくのを促し、熱を下げるように働きかけます。また、麻黄は気管支の筋肉のけいれんを抑え咳を軽くしてくれます。

葛根は、強い解熱作用を持ち、軽く汗をかくように働くだけでなく、滋潤作用により筋肉を潤し首や背中の筋肉をほぐす作用もあります。

白芍大棗は、滋養強壮作用により身体の働きを助け、炙甘草とともに筋肉のけいれんを抑えます。

生姜は、軽度に汗をかかせ、消化吸収を助ける作用を持ちます。

また、麻黄・桂枝・生姜の過度の発汗作用しないように、白芍・大棗・炙甘草が抑えてくれています。

まとめると、発汗を促す事で解熱作用が働き、滋養強壮しながら筋肉のけいれん(呼吸器・首・背中)を緩めてくれる薬となっています。

葛根湯の使い方。

良く、風邪の引き始めには、葛根湯と良く耳にします。まさに、その通りです。

風邪の初期で、汗が出なく熱が高い場合。この場合には、葛根湯がぴったりかと思います。

また、冷え症で肩こりを持つ人が風邪でなくても服用しても良いのです。

他にも、乳汁が出ない場合にも、発汗作用と一緒で、出しやすくする作用があると言われます。

私は、普段の漢方薬のおすすめとして葛根湯は、常備してもいいかと思います。

むしろ、風邪薬よりも冷えや低血圧があり、首肩こりある人には、良く使用しています。

また、朝に疲労感や起きれない人には、補注益気湯と併せて服用するとより効果的な印象を持っています。

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