見出し画像

大学生時代の旅行の話を書いてたら、自身の嫌な面を書いてました

上の写真は、2017年3月タイ旅行中に、ホテルで足が攣って伸ばしているところを撮られたもの。
「日本で積み重ねてきたお肌のゴールデンタイムは時差で崩れたし、今現地時間深夜2時だし、足攣ってるし、NIKEのTシャツに抹茶アイスの染みついてティッシュでトントンしたけど、シミ消えないし」
とぶつぶつと心で言いながら、足を伸ばしながら「やっぱ旅行は行くべきではない」と思っている写真。

主に大学生の頃、僕は旅行が好きではなかった。特に海外。
理由は2つ。1つはお金がかかるから。バイトの金が一気に消える。その為にバイトをしてる学生は沢山いるだろうが、当時の僕はバイト代を切るほど旅行に魅力を感じていなかった。
また大学生はやたら長期休みに海外旅行に行きたがる。これは僕が学生の時でコロナ禍前だが、夏が近づくと、違和感ありありの切り出しで、無理やり会話にねじ込むように、「夏休みどこ旅行行くん?」マウントがはじまっていた。あの感じが嫌だった。長期休みに海外のどこに行くかがステータスみたいな、コミュニティでの充実ぶりアピール要素を作って、インスタと休み明けの教室で提示するみたいな。
今考えると、長期休みにしか海外旅行なんていけないので、行くのは自然な流れだよな。だが他へのマウント的切り出し利用の海外旅行は勘弁してもらいたいが…。
当時はさらに「国内旅行もろくに行ってないくせに、海外旅行なんてするなよ」、「47都道府県回ってから海外にいけよ」とも思っていた。
今はっきり思う。学生時代の自分、より嫌いだ。
それを友人にも言って、居酒屋で口論になったこともあった。それでも友人は「一緒に行こう」と言ってくれ、僕は「いっきにお金が無くなるから行きたくない」と言ったら、彼は「旅費出すから!月1万円返済で、約15カ月後に返してくれればいいから。それでも一緒に行こうよ」と言った。
実際にそれを承諾し、海外旅行へ行った。
当時の自分へ「おまえ結局金が無いだけじゃねえか!」「安く済めば行く意思みせるじゃねえか!」と言いたい。
そして行くためにここまで持ち掛けてくれる友人がいることに感謝しなければいけない。思い出した。3年前に借りた海パンそろそろ返さなければ…。

もう一つの旅行嫌いだったの理由。お肌のゴールデンタイムに寝たいから。
当時、大学受験後のストレスで肌荒れが本当に酷く、ニキビ、ニキビ跡含め30個は顔にあった。これをどうしても治したかった。調べていく中で、肌のゴールデンタイムというものを知り、夜0時には遅くとも寝るという事を実行していた。さらに化粧水は、ニキビ跡でも治るという月5000円かかるものと市販の化粧水を併用し、朝、夜でびちゃびちゃに付けていた。プラス、水を1日2ℓ飲むと尿量が増え、体内の老廃物が排泄しやすくなり、体の循環が行われ、代謝も上がり、再生能力が上がって肌荒れしにくくなるというものを見て、毎日2ℓ飲んでいた。一時期、僕はある友達から紀香と呼ばれていた。大学が6年制であったら、水素水にも手を出していただろう。
旅行へ行くと、この周期が少しでも乱れる。だから嫌がっていた。

だが学生時代は、数少ない友人がここまで拒んでも誘ってくれて、何度か旅行へ行った。社会人になった今、旅行に行った記憶はほとんどない。
そして今、あの時旅行に行ったことが思い出で、連れ出してくれた彼らにとても感謝している。最近は旅行に行ってないし、行くお金もないし、スケジュールも不透明だから予約も出来ないし、そもそも誘われないし。

大学卒業間近、高校時代の友人たちとタイへ行った。
タイ旅行最後の夜、現地で有名な風俗店へ行く計画を立てていた。
だが僕は「初体験をここで済ませたくない!」と、またまた「お金がかかるから行かない!」という理由から直前まで渋り、結局お店そばのマックでコーヒーSサイズを頼んで、大学図書館で借りた『走れメロス』を読んで、彼らを待っていた。はじめて文庫本での『走れメロス』を読んだ日だった。

なぜだが年に何回かこの事を思い出し、彼らと行けばよかったと後悔している。言い方が難しいが、わざわざ皆で行ったのに、非常に勿体ない事をしてしまったなと。こんなこと学生の時くらいしか出来ない。
一緒に行けばさらに彼らとの旅行の思い出が増え、社会人になった今会った時、当時のエピソードトークも一つ増え、現実逃避の夜が、より楽しい思い出になっただろう。

仕事頑張ったら、30代後半とかでまたあのメンツでタイのリベンジ行けるかな。でも結婚してる奴も出てきたので、リベンジはしちゃいけないな。まあ各々の立場第一優先で。とにかくこのままではタイにすら行けないので、仕事頑張ろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?