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完璧子育て呪縛からの卒業

10歳と8歳の男児2名の父親として
常に子育ての難しさに向き合ってる

あんなにも
生きて生まれてくれれば
と望んで誕生した我が子に
いつの間にかたくさんの期待をして
勝手に失望したり怒ったりしている

人材育成に17年携わっている自分も
子供の教育は難しく
人を育てる
というテーマで研修している時に
伝えている「やってはいけないこと」を
たくさん繰り返したりしている

それでもこの数年だいぶマシになってきた

なぜそうなったか?

それは
完璧に子育てしなきゃ
という呪縛を捨てたからである

今日は
なぜ日本人は完璧な子育てという呪縛に陥り
苦しんでいくかを自分なりに解説してみたい

誰もが陥る子育ての落とし穴


子育ての落とし穴は大きく分けて2つあると思う

①育てることの理解の欠如

1つ目は育てるということを理解していないことに起因する

よく教えると育てるの違いが出るが
勉強を教えるとは言うが、勉強を育てるとは言わない

何か知識や方法を伝えてできるようにするのが教えることである

では育てるとは何か?

育てるとは
その本人が育つためのきっかけとサポートをしてあげることである

つまり他人が育てることはできない
自分が育つしかないのである

それを親は育てなきゃという強い想いから
言動や行動だけでなく性格的な部分まで細かく指示をして
理想の人材に成長させてようとしていく

しかし、それは親に従っているだけであり
本当の意味で育っているわけではない可能性が高い

親ができることはコントロールすることではなく
子供自ら育っていくための
「いつでも帰ってこれる安全の場の提供」
であると考えることである

②自分の期待を子供にのせてしまう

我が子は顔や性格など似ている部分も多い
さらには自分のDNAが繋がっているし
もちろん存在自体も可愛く、愛情も大きくなる

そうすると
・こうなって欲しい

・こうなって欲しくない

という願望が強く出てくる

最初は元気で健康でいればと願っていたのに
・社会に出て失敗させたくない
・自分を超えてほしい
・自分ができなかったことをやってほしい

そんな思いを
子供への期待に変えてしまう

また、自分に対してコンプレックスあることや
自分が嫌だと思うことを子供が行うと
思う以上に反応をして思わず指導してしまう

しかし、それは本当に子どものためを思っているのか?
それとも、自分の嫌なことへの強い反発心なのかと問いたくもなる

あくまでも子供は子供の人生がある
親の人生を押し付けてはいけない

このことに気づくことが
子育ての呪縛を解く大きなカギとなる

子育てはそもそも難しい

子育てはそもそも本当に難しい

①親も子育て初心者

我々は企業研修をしているが
管理職になる前には
新任管理職研修を行うことも多い

また、管理職になるための本もたくさん出ているし
管理職になる前から、コーチングなどを通して教えてもらったり
モデルとなる先輩や上司がたくさんいたりする

しかし親はそうはいかない

自分のモデルとなるのは自分の親しかいない

しかもどう子育てしたらいいかも非常にわかりにくい

子供が1歳ということは
親も親になって1年しかたっていないのである

だからこそ
どう接したらいいかのか? どう育てるのか?
が非常に難しい

②少人数子育ては人類史上初である

シングルで育てる大変さは多く語られる
実際に1人で育てることは本当に大変である

しかし、実は離婚せず2人で育てたとしても
2人で育てるということも人類の歴史ではなかったことである

人類は小さなコミュニティを作り
そのコミュニティで子育てをみんなでしてきた

少しずつ国や地域が大きくなっても
基本的には何世代かが一緒に暮らし
ある程度複数人で子育てをしてきた

それによりたくさんの人手があるという物理的なものから
教えてもらえたり、守ってもらえる精神的な安心も大きくある

このように人類の中で父と母のみ(もしくはどちらか1名)で
育てるという歴史は浅く、そこに対して最適解がまだない状態である

さらには日本でここ10年で
一気に共働きが加速して、
2人とも働きながら2人とも子育てする
というさらに今までにない取り組みをしはじめている

そういった中で
今までの経験や前例が少ない状況での
子育てが難易度をさらにあげているのである


親ができるたった1つのこと


親ができることはきっと限られている

親の存在は大きく
親の言動や関りによって
子供も大きく変化するかもしれない

ただ、それでも親にできることは
たった1つであると思う

それは子供にとって
セーフティーネット
になってあげること

子供はそれぞれの年齢で
たくさんの壁や障害にぶつかる

大人から見たら
そんな小さなことで、、、
と思うかもしれないけれど

子供から見たら大問題だったりもする

そんな中でも
その問題に挑んだり
壁を越えていくには
エネルギーがいるし、失敗するときもある

そんな時に
家が、そして親の存在が
子供たちのエネルギーチャージの場になることが大切だと思う

いや、それが一番大切

前段でも話をしたが
親ができるのは
子供が育つためのきっかけとサポートである

子供は自分で育つし
誰かが強制的に育たすことはできない

だからこそ
自分でたくさんの経験をして
たくさんのことを学んで自分の血肉にするために
それができるベース基地を作ってあげることが重要となる

そして
世の中の正解を探さず、他と比べないこと


どうしても他の子たちと比べて
うちの子は、、、
なんて悩んだりもする

また、子育ての正解って何だろうと
色んな情報に振り回されたりもする

それでも100人の子たちがいたら
100人とも違うのだから1つの正解なんてない

だからこそ
自分の子供の特性を見極めてあげて
その子にとっての成功と幸せを一緒に考えて
サポートをしてあげることが大切だと思う

偉そうに色々書いたけど
全ては自分がこれから親として忘れない備忘録として

本日は以上!!!

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