馴染めてきたかな(12日目)
僕は一日中、課題とされているスケール、特にオルタードスケールを木陰で練習している。
あまりにもそればかりやっているので、僕はその広場で一部の人からAlterdや略してかaltoと呼ばれるようになった。
いやアルトサックスだからアルトかな。
彼らが本気で冗談を言い出したら、速すぎて全く聞き取れない。
聞き取れたとしてもおそらく、高度な比喩や慣用句を理解しないとその面白さが分からないのだろう。
それでも、彼らはめちゃくちゃ話しかけてくる。
しかし、練習量も半端で無い。
キューバ人はセーブしようなんて考えないんだなと感覚で理解した。
ただ、一日中吹いていて彼らはバテてない。
今日は少し違う道を通って帰った。
すると、車道のど真ん中に大きな仮設ステージが建っていて、有名そうなアーティストのリハを見るために、ものすごい群衆がこちらへ移動してきている。
おそらく、革命記念日関係のイベントだな。
カサのすぐ横なので音だけでもきけた。素晴らしい歌手だった。
(例によって、ものすごい爆音)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?