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南米のスペシャルティコーヒー~南米4カ国・計15店舗行ってみた~

約1ヶ月間、友達と2人で南米旅行に行ってきました!
エクアドル、ペルー、ボリビア、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルと回りました。(パラグアイは通っただけですが、、、)

南米と言えばコーヒーの生産地域として有名ですが、消費国・コーヒー文化という点ではイメージが薄くないですか?
日本もそうですし、北欧やオーストラリアの方が消費国として有名で、コーヒー文化も根付いているというイメージがあると思います。

今回、実際に計15店舗のロースターに行くことができて、日本との違いを知ることができ面白かったので共有したいと思います^^


南米のコーヒー屋の特徴

南米の水は美味しくないものが多かったです(笑)
特にガラパゴス諸島の水は美味しくなかった。。。
なんか味がするんですよ。香水みたいな。

コーヒーにおける水の大切さに気づくことが出来ました。

取り扱っている豆

ペルーだったらペルー産の豆、ブラジルだったらブラジル産の豆しか置いてなかったのが印象的でした。
だからといって豆の選択肢が少ない訳ではなく、10種類以上の豆がそろっているお店もあり、注文するときにどの豆も選ぶことが出来ました。

日本ではあまり見ない豆もありました。
例えば、ブラジルのwashedの豆。
ブラジルはnaturalやpulped naturalが多いと思うのですが、wahedやanaerobic natural(washed)など、今まで飲んだことのない豆もあり、面白かったです。

他にも、あるペルーのお店には生産地域の違うゲイシャ・washedが5種類もあるなど、同じ品種・精製方法だけど生産地域が違う豆がそろえられていて、これも興味深かったです。

精製方法

naturalやanaerobic natural(washed)などの発酵系の豆が多かったです。
発酵系の豆ばかり飲んでたので、washedの豆を見つけた時はすぐに飛びつきました(笑)

ブラジルは水の便が悪いためwashedの豆を作るにはあまり適さない土地なのですが、南米の他の国もそうなのでしょうか。

理由が気になります。

コーヒーの濃度

全体的に濃く感じました。
精製方法由来なのかとも思いましたが、それにしても少し濃かったです(笑)
ただこれに関しては好みの問題かとも思います。
友達はこれくらいしっかりしてた方が良いと言ってました。

ただ日本のコーヒー屋のコーヒーと比べて濃いのは間違い無いです。

抽出器具

ほとんどのお店でV60、フレンチプレス、エアロプレス、ケメックスから選ぶことが出来ました。
V60は価格が少しだけ高めに設定されているところも多かったです。

地元のお客さんはフレンチプレスかエアロプレスを注文している人が多い印象でした。

僕は基本V60で注文していたのですが、友達はフレンチプレスやエアロプレスで注文していて、一口もらったのですがめっちゃ美味しかったですね。
発酵系の豆が多いせいか、フレンチプレスやエアロプレスとの相性が良く、よりインパクトがあって甘いコーヒーになっていました。

日本だと抽出器具はお店で決められていることが多いので、新鮮で楽しかったです。

抽出温度

南米は地域によって高度が全然違います。
そのため高度が高い地域では沸点が90度を下回るんです。
今まで高度と沸点の関係について考えもしなかったので衝撃でした。

一般的に浅煎りの豆は90度以上のお湯で淹れることが多いと思うのですが、南米では90度以上のお湯を準備することが出来ない地域があるというわけです。

ボリビア・ラパス

浅煎りの豆はどうやって淹れてるのか気になり聞いてみたところ、「85度・中挽きで淹れてるよ」と言ってました。
てっきり温度が低いのをカバーするために細挽きにしてるのかと思ってたので驚きました。
出されたコーヒーもしっかりと味が出ていたので抽出レシピや豆:お湯の比率が起因しているのかもしれません。

また機会があれば聞いてみたいなと思います。

南米のコーヒー屋の良かったところ

同じ国の豆の飲み比べができる

”取り扱っている豆”のところでも書きましたが、その国で生産されている豆の中で様々な豆がそろえられてるため、それらを飲み比べることができます。

日本だと1店舗に同じ国の豆はあっても2種類くらいだと思うので、多くの選択肢の中から選んで飲み比べをすることができるのは魅力だと思います。

僕も気になる豆が多すぎて2杯3杯飲むことも多々ありました(笑)
なかなか出来ない貴重な体験が出来たと思います。

コーヒーを目の前で淹れてくれる

コーヒーを目の前で抽出してくれるお店も多く、普段家でコーヒーを淹れない人からしたら面白いのではないでしょうか。

特にフレンチプレスやエアロプレスは馴染みのない人も多いでしょうし、抽出された液体の色もV60で淹れたものとは全然違うので、コーヒーに興味をもってもらえるきっかけになると思います。

ただコーヒーを出すだけではなく、抽出過程を見せることでお客さんとの会話も生まれていましたし、僕自身もその間バリスタさんと話していました。

これもその店がお客さんに提供する付加価値の1つになっていたと思います。

行ってきたコーヒー屋一覧

エクアドル
・ISLANDER COFFEE ROASTERS(ガラパゴス諸島)
・Cafe Traviesa(キト)
ペルー
・Neira Cafe Lab(リマ)
・Organic Bakery&Coffee(クスコ)
・Cafe Dwasi peruvian coffee 2.0(クスコ)
ボリビア
・Cafe Epico(ラパス)
・Roaster Specialty Coffee(ラパス)
・Cafe Khofisuyo Tostadores y Panaderia(ラパス)
・Cafeina Specialty Coffee Shop(ラパス)
・Coffee Bike Roastery Central(スクレ)
・Alquimia Specialty Coffee Shop(サンタクルス)
・Alto Tostado Coffee Roasters(サンタクルス)
・Cafe Buena Vista(サンタクルス)
ブラジル
・Um Coffee Co.(サンパウロ)
・Coffee Lab(サンパウロ)

最後に

南米に行く機会があれば、ぜひ上記を参考にコーヒー屋に行ってみてください。
コーヒー生産国で飲むコーヒーは格別ですよ!

インスタのハイライトに飲んだコーヒーをまとめたので良かったら見てみてください^^

Instagram : genki kawabata(@genki_encore) • Instagram写真と動画


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