映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』鑑賞
テンポとリズムの心地良さ
アポロ計画への関心を高めるために政府に雇われたPRマーケティングのプロ(スカーレット・ヨハンソン)と、アポロ計画ロケット発射責任者(チャニング・テイタム)とが、反発つつも惹かれ合う物語を縦軸に、マーケティングのプロが政府によって「嘘の月面着陸」撮影を命じられる話を横軸として、その両者が絡み合いながら映画は進む。 テンポよく、話がさくさく進むのが嬉しい。主人公の2人が変に葛藤に耽溺して動きが止まることもなく、一方で、アポロ1号犠牲者慰霊碑前の花壇に