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男性は30歳からという嘘に騙されるな

※昨今ジェンダー論について言及すること自体でバッシングを浴びるほど世間のジェンダーに対する見方はセンシティブで、触れ難い論点になってしまったが、ここではあえて「本心」の見方を崩さぬままに言及する。


「女性の賞味期限はクリスマスケーキ」なんて言われる一方、「男性は30歳から」なんて男性にとって都合の良い言葉がある。

しかし、筆者が考えるには「男性が30歳から」というのはほとんどの人にとっては嘘だと思う


女性の魅力

確かに、女性が人を引き寄せるパワーの源泉は美貌や若い体であり、それは償却性資産である、というのは事実だろう。

10代後半から20代の女性の他人から求められる力は物凄い。

例えばキャバクラ。

女性を落とすのが上手な人は別にして、通常の顧客はただ「話す」だけで数万円を落として帰る。

冷静に考えたらこんなに馬鹿げた話はないが、古くから今に至るまで、その商売は廃れていない。

これだけでも美貌や若い体は非常に価値の高い資産だということがわかる。

しかし、年を重ねればこれらの資産は償却され、需要も逓減する。

それが一般的な認識では30歳になる手前くらいであり、「クリスマスケーキ理論」があるということだ。

実際、筆者の周りで40歳を過ぎたようなおっさんでも平気で20代前半と付き合いたいとか言うし、筆者もそれくらいの人と付き合ってたときに、やはり肌質が全然違うなと思った記憶がある。

なお、最近では晩婚化が進んでいるが、35歳以上の初産婦による出産は「高齢出産」に該当する。晩婚なのは自由だけれども、生物学的には待ってくれないので、そういう観点でもピークアウトの存在は否定できない。


男性の魅力

一方、男性が30歳からとか言われる理由は、ググって出てきた内容を見比べると、30歳くらいには経済的にも精神的にも余裕が出るのと、女性よりも外見的劣化が遅いという理屈が多かった。

本当にそうなのだろうか?


30代男性の経済力

30代男性の平均年収は442万円だそうだ。

ちなみに、この水準だと東京では貧乏だ。

中心地から離れた10万ちょいの30㎡くらいの部屋に住んで、ちょいちょい外食しつつ月に1度くらい六本木でオールしたらもうスッカラカンだろう。

平均がこんなものなのであるので、大体の人は「経済的に余裕が出てくる」なんて感覚を持つこともなく年を重ねてゆくことになる。

20代から30代になったから稼げるようになるわけではない。

稼げる人は20代から30代の平均よりずっと稼げるし、稼げない人は何歳になっても大して稼げない。

現実として自分はどちらなのかを直視する必要がある。


そもそも経済力はキードライバーではないかも

ところで、筆者は「ハイステータスの男性のみ参加できるパーティ」と言うのに昔何度か行ったことがある。

医師や弁護士などを中心とした、「一般的な印象ではエリートだよね」という人が集うパーティだった。

しかし、女性側は特に美人が揃っているというようなものでもなかったので「そもそもこれでなんでハイステータス限定なんだろう?」と思ってしょんぼりと暇を持て余し、人間観察をしていた。

興味深かったのが、やはりイケメンにほとんどの女性が群がり、冴えない男が一人でグラスを持ってつっ立っているのが散見された。

よくインターネット上の書き込みでは「女はカネしか見ていない」というような発言を目にするが、そうではないということだ。

もちろん人にもよるだろうが、カネは最低限は必要だが必要以上に持っているからと言って特別魅力的な要素になるかといえばそうではないということだろう。


30代男性の精神性

幼少期から男性は女性に比べてしっかりしていない人が多いように見受けられるが、年を重ねても同じだ。

筆者は自覚している範囲では18歳くらいから精神性が発達していない。

もちろん性欲の衰勢があったり、関心事の変化は加齢や環境の変化により訪れるので、女性を追いかけ回すのをやめた、ゲームをやらなくなったなどの変化はある。

しかしこれは精神が発展してどうこうと言うより、単純に加齢により性欲が少なくなったとか、カネを稼がないと生きていけないので現実的な損益に影響しないことはつまらなくなったとか、そう言う影響だ。

それが成長だと言うのであればそうなのかもしれないが、本質的な内面は特に変わった気がしていない。周囲の人を見ていてもそのように思える。


外見的劣化

男性の体も30歳を過ぎると大きく変わる。

もちろん、日々運動をしたりして鍛えている人は違うかもしれないが、オフィスワーカーの大半はみるみる劣化してゆく。

まず、多くの人は太る。今までと同じような生活をしていても、食べる量を減らしても太る。さらに肌のハリがなくなって、そんなに太っていなくても二重顎になったりするし、シワも目立ち始める。

著しく毛髪が減少する人もいるし、体臭も目立つようになる。

久しぶりに会った同期が驚くほど汚い外見になっていて思わず笑ってしまうこともある。

筆者も自分の写真を見て、これは本当に自分なのかと深々と考えてしまったことがある。びっくりするほど自然にはモテなくなったし。

男性の劣化は遅いようなイメージを持ちがちだが、それは気のせいであると思われる。


総合的に勘案すると

結果、男性も30代になって20代よりプラスになっていることってあんまなくない?むしろ、肉体的・外見的劣化を考えるとマイナスなんじゃない?というところが筆者の意見だ。

馬鹿みたいに「男性は30歳から」という言葉を鵜呑みにして、婚期を逃さないように気をつけよう。

ちなみに、夜遊びをしている人ほどよく自分の価値を勘違いしているので注意が必要だ。嘘みたいな話だが、カネを払っているから相手にされているだけだということに気づけない人が多い。鏡をよく見るんだ!

もちろん、筆者の周りに30代後半になっても現役で若い子と遊びまくっている友達もいるが、そいつは単純に器用なイケメンだ。

そういう人をベンチマークにして同じだけのパフォーマンスを出せるかどうかは自分自身良くわかっていると思うので、慎重に30代を過ごしてほしい。


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