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梅あそびしたい!
梅と聞いて思い浮かべるものは? 1、梅の花。2、梅ぼし。 じゃ、3はアレだな、と待っても続きは来ない。
えっ、菅原道真は?
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梅はいつも匂いで知る。花のときも実の季節も、嗅覚情報が9割だ。
梅の花がどこかで咲けば「あ、今年も来た。梅といえば道真、学問の神様、合格祈願、湯島天神に谷保天満宮、北野天満宮? ぷっ、道真伝説ヤバすぎ」と思い出す。
道真のことは、ほぼなにも知らないけど、道真伝説ゆえのサイキック的な存在感と、学問の神様という異名により、好きです。いい加減な好きですね。
梅干しの種の中身の、そこまではあまり漬かっていない白い核のことを天神さまと言う、と子どもの頃に祖母に聞いた。
道真も天神さまで、学問の神様だ。じゃ、梅干しを食べるときはあやかって天神さまも食べよう、と子どもの頃のわたしは思いました。
バカだな。道真クラスになるひとは、おなじエピソードに触れても、そんなことはするまいよ。歯は丈夫だったのかもしれないけど、思考はあんまり大丈夫じゃなかったですね。
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梅の季節がそこそこ過ぎてくると、やりたくなるのが梅仕事。いや、仕事ってぇよりも、あそび。私があそんでる間に、梅と時間が仕事してくれますから。ちぃ、と手をかけるだけでござんすよ。
今年は梅シロップ、梅醤油、タイミングがあえばジップロック梅干し(白干し)やります。
全部初めてのやつです。
冷凍は香りが出にくい? という説があったので、まあ止めとこう。
梅シロは、氷砂糖と梅が同量で、食酢を入れても良い、とのことなので、入れましょう。米酢かリンゴ酢か悩みどころです。梅もリンゴもバラ科でフルーティーなのでリンゴ酢も合いそうな気もするし、米酢のアッサリした味わいの方が飽きがこなさそう気もする。まあ、買い出しのときに直感で決めましょう。
梅醤油、こちらは青梅でいくか追熟させてからいくか悩みます。単に梅の実を入れた容器を醤油で埋めます。梅の香りがするお醤油ができるんですって。昆布を入れても善きと。
わー、なーやーむー。こんなどうでもよい悩みって、ほんとシアワセだなあ。いつもは、源氏物語が解らなすぎる件とか、家族ABCD(E)各々がアレな感じだよう、とか、どうもならんことで悩んでるので、こういうお気楽な悩みって、すっごく気分転換になる。
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