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親からの呪(しゅ)

自分マスターゼミナール『親からの呪(しゅ)』を、ようやく後日視聴。

両親に対し、彼らがどういう人物なのかを書き出すワークに取り組んで、興味深いことに気付きました。

2人には共通点があるのです。

  • 不機嫌である

  • 感情的である

  • マウントを取る

同時に正反対の部分もあります。

  • 働き者と怠け者

  • 過保護と甘ったれ

  • 大ざっぱと神経質

他にもいろいろ書き出して、この人たちは成るべくして夫婦になったと、合点がいきました。

互いの相反する要素を標的にして戦うためなんだ、と。



子供の頃は

この人たちは何でこんな不幸な結婚をしたのだろう?

こんなに仲が悪いのにどうして離婚しないのだろう?

と思っていました。

そして彼らの不機嫌が本当に怖かった。

しかしニーズが一致しているのですから、離婚するはずありません。



彼らは怒りたい。

相手にケチをつけて自分の正しさを証明したい。

テレビのニュースにも喧嘩を売る。

その攻撃性は一体どこから来るのでしょう?



わたしが不幸なのはあなた達のせいだ

誰もわたしを幸せにしてくれない

わたしは悪くない

という、世界への不満です。




これをやっていれば自分の内面と向き合わずに済むので楽かもしれません。

ですから傷付け合っていながら、心の隅では傷を舐め合ってもいるんだと思います。

だけどすごく不自由だし、本当の本当は、とても苦しいはず。



そして残念なことに、人から疎まれます。

常に

わたしの人生を何とかしてよ!

という念を発しているため、側にいると訳もなくイライラしたり疲れたりするので、まともな人はうっすら身の危険を感じて離れていきます。



また、彼らはしばしば人の話を聴いていません。

被害者であり続けるための現実創造にエネルギーの大半を費やしているから、それ以外のことには意識が及びにくいのです。



逆に、人からどう扱われるかについては敏感です。

自分が蔑ろにされたと感じると騒ぎます。

両親の共通項目に挙げた「感情的」というのは、感性が豊かなことではなく、己の待遇について過度に一喜一憂し、ドラマを捏造する傾向が強い、という意味です。



わたし自身、ずっとこうやって生きてきました。

とても寂しい人生です。

人と繋がれませんから。

ひとまず今日は、この詩で締めくくりたいと思います。



『自分の感受性くらい』 茨木のり子

 ぱさぱさに乾いてゆく心を
 ひとのせいにはするな
 みずから水やりを怠っておいて

 気難かしくなってきたのを
 友人のせいにはするな
 しなやかさを失ったのはどちらなのか

 苛立つのを
 近親のせいにはするな
 なにもかも下手だったのはわたくし

 初心消えかかるのを
 暮しのせいにはするな
 そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 駄目なことの一切を
 時代のせいにはするな
 わずかに光る尊厳の放棄

 自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ



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