人に信頼されたいのならば、自分を開くこと。
タイトルに「人に信頼されたいのならば」と書きましたが、あえて、「人に好かれたいのならば」とは書きませんでした。
なぜか?
「人に好かれたい」ってことを思う人って、多くの場合、「みんなに好かれたい」ってことを考えてしまいがちなんですね。
「多くの人に好かれたい」って思った時に、「自分らしく生きよう♪」って選択をする人は少なくて、大抵の場合、「みんなに嫌われないように、みんなの気分を害さないように、みんなの機嫌を損なわないようにしよう♪」っていう選択になりがち。
でもね、それ、無理なんですね。
日常的に付き合う人が、50人、100人いたとして、その全員に好かれようとすることがそもそも不可能なんですが、何故かそれをやってしまいがち。
で、そもそもが無理な案件なので、そのうち疲弊します。
あたりまえだよ、50人、100人全員の顔色を見て、空気を読んで、全部相手に合わせていくとか、出来るはずがないし、出来たとしても苦痛に決まっている。
なのでね、そっちの選択肢を取ることは捨てて、とにかく「普通な自分を出す」ということをオススメします。
自分を開く。
自分を見せる。
それは、良いところだけでなく、他の人とは違うことや、好き嫌いや、考え方や、「普通の自分が普通である状態」を、普通に出す。
もちろんね、それをやれば離れる人はいますよ?
気に食わないと思う人も出るでしょう。
たとえば、私は言いたいことは言いまくるし、書きたいことは書きまくります。
それを聞いて、読んで、「なんだよ、こいつ、うぜえよ。」って思う人は必ずいるでしょう。
前の記事で、「平気で差別をする人間はクソッタレだ。」的な文章を書きましたが、それを読んで不快に思う人もいるでしょう。
でもねえ、マナーやモラルを大切にする、ってことは大事ですが、それと「自分の中に確かにある感情や思想、譲ることの出来ない好き嫌い」なんかはね、隠せば隠すほどその人のコトが見えなくなります。
だって、何を考えているかわからんでしょ?
何を考えているかわからない人は、他人にそこはかとない不安と疑念を与えます。
それだったら、「すぐにキレるけどすぐに忘れる」とか、「文句は言うけどサッパリしている」とか、「好き嫌いはハッキリ言うけど後腐れはない」とかって人のが信頼されます。
なぜか?
わかりやすいから。
わかりやすければね、その相手が許容出来て、寛容になれるレベルのマイナスだったら、普通に受け入れてくれるもんです。
全員がそうだとは言いませんよ?
そんなことは無理です。
だって、自分でも、「こんなことを書いたら、あの人は間違いなく不快になるだろうなあ・・・。」って思いながら書いていることだっていくらでもありますからw
でも、あえてその人を名指しして、傷つけようとして表現しているわけではなくて、「俺はこういう人間で、こういうことを考えていて、それは譲れないタイプの人間ですよ。」ってことを知ってもらうために書いているので、それを読んでどう感じるかは、お相手の問題です。
それは私にはコントロール出来ないし、コントロールすべき問題でもない。
要は、意見や考えに全部同意してくれる人だけ残ればいいってことでもなく、「ゴリさんの考えとは私は別の考えを持っているけれど、それはそれでいいんじゃない?」ってことを言ってくれる人を見つける為には、「自分を開く」という作業は必要不可欠だということです。
全員に好かれるのは無理。
例えば、世の中には「ハゲは無理」っていう女性は一定数いますから、ハゲを開示した時に離れる人というのは必ずいます。
でも、そこで、「みんなに好かれる為に」ってことでカツラをかぶると、「別に全然ハゲてても気にしないのに・・・。」っていう女性からの信頼は獲得出来ません。
「どうも、ハゲで~す♪」って感じで自分を開くからこそ、「全然、素敵♪」っていう人にも会えるし、「わかりやすくていいね♪」っていう人にも出会える。
相手からの信頼を得る最初のステップは、ちょっと勇気がいるけれど、自分を開くことです。
そうやってみれば、「自分では隠しておきたいと思っていたこと」を全然気にしない人が世の中にいることがわかるし、「そんな自分でも普通に認めてくれる人」がいることもわかる。
「自分を開いたら離れていく可能性がある少数の人」を、「自分を開いたら、みんな離れていく」って風に誤解しないで、小出しでいいから出してみることです。
そうしたら、「ダメな自分を出すことで、そんな自分を信頼してくれる人」というのは、現れるものだからね。
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