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柿谷が名古屋でも8番をつけること。



セレッソのエースの象徴とも言っていい「背番号8」を背負った柿谷が、名古屋へ移籍しましたね。

アカデミー育ちで高校生でトップチーム入りしたという、生え抜きとしては最高レベルに期待されていた選手ですが、メンタルがクソガキだった為、同期入団の香川には大きすぎる差をつけられ、素行が悪すぎて当時の監督だったクルピから徳島に放流されました。

そこで大人の階段を上って、背番号8番を託されて、満を持してセレッソに復帰しました。


ご存じない方の為に説明しますと、セレッソには森島寛晃という名選手がいて、彼はセレッソの象徴でもあり、2002年の日韓W杯ではセレッソのホームスタジアムである長居で得点も決めたというレジェンド過ぎるレジェンド。

彼が着けていた8番の番号は、引退と共に香川に託され、香川が大活躍をしてドイツに行った後は、清武がつけることになりました。

つまり、セレッソにおいて、背番号8番の系譜というのは、そのままセレッソのエースの系譜であり、そうそう簡単に付けられるものではありません。

実際、柿谷がスイスに行って空き番号になった時、「次は南野か?」って声もありましたが、素行が悪かったことも含め、「南野はまだ何もしていない」という社長の声で取り消されておりましたw

で、そんなセレッソの魂の系譜である8番ですが、名古屋に移籍した柿谷がつけることになった番号が8番だったんです。

は?

なんで?

8番に思い入れがあるのかもしれんけど、それはあくまで「セレッソの8番」だから意味があるわけで、カズさんの「11」とか、中村憲剛の「14」とか、中村俊輔の「25」とかってのとは全然意味が違う。

他の人たちは、「数字」と「個人」が離れがたく結びついているわけで、数字がまさに自分の象徴なわけですが、セレッソの8番は個人の象徴ではなく、チームの象徴であるわけで、「チームが変わったのに何で8番つけるの?意味わからん。心機一転、違う番号をつけろよ!」って思っておりました。

が、さっき、名古屋グランパスの現時点でのユニフォームの売り上げランキングが出てました。

柿谷曜一朗
稲垣祥
前田直輝
相馬勇紀
阿部浩之
金崎夢生
ファミリー
ランゲラック
マテウス
丸山祐市

みんな、そんこと気にしてないのねw

ちなみに、柿谷と齋藤学の年俸が1億であることが報じられましたが、その2人に1億?名古屋のフロント頭沸いてんのか?今の名古屋で1億取るなら阿部浩之だろ!ってことも思ってましたが、そこは厳しいプロスポーツの世界。

ユニフォームが売れるのならば、それだけで立派に価値がある選手です。斉藤は知らん。

というわけで、自分が強く気にしていることでも、他人は全然気にしていないことはいくらでもあるし、気にする意味が無いことを気にしてもしょうがない、っていうお話でした。

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