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残念なホーム開幕、仙台戦

2022年10月29日、長野Uスタジアムを会場に、
2022-2023WEリーグ第2節
AC長野パルセイロレディースvsマイナビ仙台レディース
の試合が、14時キックオフで開催されました。

試合当日まで

この試合が、ホーム開幕戦となる長野。
さぞかし集客に力を・・・と思いきや、外への発信はほとんどSNSのみ。
しかも

スポンサー巡りを今頃になってアピールされても・・・。
これ見て「よーしUスタ行くぞ!」って思う人いないでしょ。
SNSは既に興味を持ってくれている人以外にはそんなに届かないし。
例外は、強力な発信力を持つアカウントやコンテンツだけど
(奇しくもこの日の対戦相手仙台さんが男性アイドルの番組とコラボ)
そんなこともなく。
ローカルニュースで数分取り上げてくれるのみ。
かつて本田監督や、今や現役のままレジェンドになった中野選手ら、多くの選手が当時アマチュアながら仕事の合間を縫ってビラ配りなどを行い、なんとか2,000から3,000人台の観客数を維持していました。

2018年10月31日朝、篠ノ井駅でのビラ配り

駅前のビラ配りは、ホーム最終戦の宣伝だったかな。地元篠ノ井の方や、私のような飛び入り手伝いも一緒にビラ配りしました。選手の中にはビラ配りの後そのまま仕事に行った人もいました。
コロナで出来ないことは沢山あるといっても、知恵を出せば出来ることも沢山あるはず。開幕戦埼スタに4,000人以上が集まったあの風景を見て、クラブ関係者は長野も頑張らなきゃなとは思わなかったんだろうか?

ま、今年の経過を見ると、思わなかったんでしょうね・・・。
そして、前日になり、コロナ陽性1名のお知らせ。

あ~でも仕方ないねと思ってたら・・・。

試合当日

アクシデント発生

当日追加。仕事終わりで慌ててUスタ行ったので、現地で知り合いの方から言われるまで知りませんでした。主力がごっそり抜け。まあ責められないですけど、手洗いうがいなど感染対策は見直した方が良いかも。私もですがさすがに2020年の頃に比べれば緩くなってきてる気がします。

練習開始まで

先行入場はほぼ入った状態の中、遅れてスタジアム内へ。
既にお散歩が始まっていました。お散歩が終わるタイミングを見計らってバックスタンドへ。メインにスタグル何もないの本当に不便。バクスタの「酒膳処おお井」さんで「まんぷくセット」購入。

まんぷくセット1,000円

一旦メインスタンドに戻り、空腹だったんで速攻平らげました笑

スタメン表

前述のコロナもあり、スタメンは前節から大幅変更。在籍4シーズン目(レンタル除く)にして風間選手がリーグ戦初先発。期待されていた長江選手がCBで初先発。ボランチ2枚が伊藤めぐみ選手&太田選手という見たことない組合せ。リザーブは7人中5人が今シーズン初リザーブ。國生選手は2年目で初リザーブ。もうなんかスクランブル体制。周囲の人の多くがやばいやばい言ってました。

まあ騒いでも致し方ないので、グッズ売り場へ。
今シーズン初ホームなので、新しい柄のグッズも。

タオマフとリボンマグネットを購入後、ガチャ形式の「ユニフォーム型ネオプレーン」との不毛な戦いに突入。「ストレッチ生地にファスナーがついたユニフォーム型のポーチ」狙うはユニとコンフィットシャツを購入した4選手。

第1段の購入で川船選手が2つ。その後買い足しながら交換をしていくいつもの流れ。途中、特定の選手が出ない疑惑があったが、時間と共に解消。しかし、風間選手(31番)だけは売り切れ後も目撃情報ゼロ。本当に作ってない疑惑浮上。そもそも数十人しか買ってないように見えたのに、最初の一箱で売り切れとかどういうことなの?

14個(川船選手は2個)

最終的にはこんな感じに。交換していただいた皆様ありがとうございました。
長江選手と風間選手は引き続き捜索中。

練習風景

なかなか見れないメンバーの練習風景。これはこれでレア。

入場

JAグリーン長野プレゼンツ試合にはお馴染み、グリーンの法被。
昨年はこの法被を着て入場したサンフレッチェ広島レジーナ戦で、歴史に残る大逆転試合を見せてくれました。
果たして、今年は。

試合

前半

試合開始から数分はパルセイロレディースが押し込みシュートチャンスも多く作っていた。が、10分。パスを受けた仙台の中島選手が、トラップ直後の奥津選手のプレッシャーを嫌い自陣側へ戻るようにドリブル。ターンして中央に。この時、周りの選手が誰も中島選手に行かず、どフリーに。7枚目(中島選手のパスモーション)を撮りながら「あ、やばいなこれ」と思ったら、想像の更に上を行く見事なパスが斜めに通り、こちらも見事な矢形選手のシュート。直接のミスとなれば急造のボランチコンビなんでしょうけど、試合に今まで出ていた選手がマークに行かせるなど、指示があればここまでノーマークで代表レギュラークラスの選手を自由にプレーさせることはなかったはず。となれば、この辺にいる全員の責任。

奥津選手もこのように言ってますし。ど真ん中にこんな穴を作ったチーム全体の責任です。
メンバーが…ってのも分かりますが、既に指摘してる人いたので私も書きますが、全試合出場を続けていた肝付選手は、カップ戦後半辺りから調子が悪そうに見えました。疲労なのかケガなのかは分かりませんが、特に浦和戦ではそう感じました。大久保選手も出場時間が短いまま。今いるメンバーで戦わなければいけないし、それで弱ければ選手層や編成の責任でもあります。

失点以降は、それでも拮抗した一進一退の攻防が続いていたんですが・・・。

この均衡が崩れるキッカケとなったワンプレーが、39分。
DAZNだと試合通してのリプレイがないので検証できませんが、パルセイロレディースのGK風間選手がボールを保持したまま次のプレーまでが長いとして、山本真理主審はエリア内での仙台の間接FKに。
公式レポートにも間接FKと書かれているし、主審も手を上げていたし、ボール設置場所がエリア内だし、蹴る前に笛も吹かれたので、これは遅延行為をとられたもの。一部で言われているエリア外でハンドをとられたものという説は辻褄が合いません。それなら直接FKだし。
しかし、負けてるチームの遅延行為とか…。確かに遅いけど罰を与えるほどのものではないと思う。頭に血が上ってらっしゃったのかな。その前のCKでの接触プレーの注意でも感じましたが、威嚇して相手を制御しようとする感情が見え隠れするんですよね。この主審さんがこういう方だというのを誰か知らせたりしなかったんだろうか。
試合経験の少ない風間選手なんだから尚更。更に言えば、数年ぶりの出場となったリーグカップ大宮戦でも、風間選手はリード後に結構時間を使うプレーが目立ち、周囲の人が(相手にボールを奪われないか)やきもきしていました。当時の主審は何も指摘はしませんでしたが・・・。

これでチームも動揺したのか、間接だと分かっているのに最初の矢形選手のタッチで壁に入った7人が全員動いてしまった。その結果、ブラトヴィッチ選手から見て左隅のシュートコースが空いた。2人くらいが突っ込んでスペースを消し、残りはコース自体で動かずにブロックするのがセオリーなはずですが、何故か全員動いてしまった・・・。
結果的にはこれが決勝点に。何とももやもやする失点でした。

【11/3追記】
DAZNでも1週間はフルマッチ動画があったので(Youtubeと違い倍速が無いのがキツイですが)確認してみました。
以下、選手の後の秒数はキャッチからプレー開始までの時間。
①16分40秒過ぎ、風間選手:17.5秒、パントキック
これは確かに遅いなとは思います笑。しかしここでは注意は確認できず。
②29分40秒過ぎ、風間選手:8秒で主審から催促、2秒後ドリブル
前回から半分くらいで催促。基準が分かりませんが・・・。
③36分44秒。風間選手:12.5秒で笛、仙台の間接FK
長野と仙台の選手がハーフライン付近まで上がり、風間選手がパントキックのモーションに入ったところで笛。長野の応援抜きにしても、良く分からない笛。普通なら時計止めて口頭での注意くらいが妥当ではないかと思います。前回のはプレー続行中の催促なので、注意にはあたりません。なのにいきなりエリア内相手のFKという罰を与えるというのは、どうなんすかね。
しかも負けてる方の遅延行為は通常有り得ませんので。
仙台さんは、笛が鳴ってからこの間接FK蹴るまでに30秒掛けてます。こちらには何のお咎めもなし。
④試合終了間際、松本選手:18.5秒
こちらは、ロスタイムで1点リードしている仙台GK松本選手のプレー。
キャッチ後、丁寧に相手がいないか周囲を見渡しながらゆっくり立ち上がり、ボールのバウンドを確認し、パントキック。だからといって、長野の間接FKにしろとは、私は思いません。なぜなら、これくらいは海外でもJでも良く見る光景だから。実況の重盛さんも「(松本選手が)しっかりと時間を使います」って言ってるし笑。
同じ試合で、基準が違うんですよね。これがジャッジへの不満の原因です。

DAZN「AC長野 vs マイ仙台」フルマッチ動画から検証

後半

ハーフタイム、パルセイロレディースは福田ゆい選手に代えて川船選手を投入。

54分、パルセイロレディースは菊池選手がCKを直接決めて1-2に。
ここ数試合、それまで見せていたセットプレーでの攻撃力が不発気味だったのですが、ここでもうひとつ「直接でも決める」という選択肢が出来たことで、GKもヤマを張りにくくなる、今後に繋がる良いゴールだったと思います。

その後、84分には小澤選手と成田選手を投入するも、得点は動かず試合終了。仙台の遅延行為は・・・ありませんでした笑。

1182

この日の入場者数、1,182人。
2021-2022シーズンの平均とほぼ同じです。毎年、ホーム開幕の期待からブーストが掛かるはずの試合でこの人数。翌日の信州ダービーに話題は持っていかれ、試合は負け、次のホームゲームは1ヶ月先。大丈夫だと思ってるんですかねクラブは。

試合後

山々が夕陽に染まり始める中、両選手がサポーターに挨拶。
パルセイロレディースにとっては厳しい開幕連敗。カップ戦がフロックだったのか、ひとつのキッカケでまた無敗の頃の粘りを取り戻すのか。
次の試合は11月6日土曜日13時、アウェーでジェフレディースとの対戦です。なでしこリーグの頃から、チームの歴史の中で一度も勝ったことがない相手。お互い未勝利とスタートダッシュに失敗した中、ジェフレディースにとってはお得意様をホームで軽く捻るか。パルセイロレディースが初勝利を挙げるのか。

試合後、更なる陽性反応のお知らせ。
これ以上感染拡大しませんように。


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